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  3月19日 埼玉県・越谷市
                          星野文昭絵画展・越谷実行委員会

獄中医療の人権無視に怒り

 星野文昭絵画展越谷実行委員会では3月13日、例会で国賠訴訟学習会を行い、①徳島刑務所の責任、②東日本医療センターの責任の2点がはっきりしました。
 特に②については、通常ではありえない医療行為で、改めて辛く、怒りと悔しさがこみ上げます。
 私は病院の医事課勤務の経験から、星野さんの手術は当初から医療事故だと思ってきました。手術翌々日に亡くなった時点で、手術で何があったのかを検証するのは当然です。最近の「医療事故調査制度」では「医療行為による予期しない死亡」は調査の対象です。しかし何もしないことに怒りを感じました。あまりに貧弱な体制での手術、術後の医療放置に至っては「殺すために手術をしたのか」と戦慄すら覚えます。
 医療センターは445床で医師17名、看護師87名。私の勤務する病院(急性期451床)は医師は約70名、看護師は約350名です。入院患者は何名なのか不明ですが、手術の急な展開、無理な人員、携わった医療者はどんな思いなのでしょう。労働現場に壮大な矛盾があると感じます。
 こんな獄中医療がまかり通ってきたのか。星野さん獄死の真実を明らかにすることは刑務所医療の人権無視を暴く重大な闘いです。 (齋藤知春)