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  7月23日、24日 福島県・郡山市
                          福島・星野文昭さんを取り戻す会

原発事故後9年と重なる

 7月23日と24日、「星野文昭絵画展in郡山」を、郡山駅前の商業ビル「ビッグアイ」で開催しました。
 小池都知事が22日の会見で、コロナ感染の「第2波を警戒。4連休外出自粛」と言ったと大々的に報道された翌日で、人出を心配しながらの開催でした。
 「以前、東京でチラシをもらって、どうなっているのか気になっていた。郡山でのチラシを読んだら、亡くなったと書いてあったので来てみた」という男性。同ビルで開かれていた原発事故避難者交流会に来たという女子高生は、原発事故から9年間の自らの苦難を、星野さんの獄中44年と重ね合わせて語ってくれました。20歳代の夫婦と話していた時、隣の展示室で原発事故写真展を開催していた写真家の方が話の輪に入り、「獄中にいてなぜこんなに明るい絵が描けるのですか」という良くある質問を引き受けて下さり、「3・11後、子供たちの絵は暗かった。私もライフワークの桜の写真を撮れなかった。人間は苦難を前にすると明るく振る舞えない。しかし星野さんが明るい絵を描けたのは、暁子さんとの愛があったからなんだ」とおっしゃっていました。
 元国労闘争団の方も来場され、私も久しぶりに話ができました。様々な出会いが生まれた展示会となりました。星野闘争はこれからも、人と人をつないでいくのだと思いました。(福島 橋本光一)