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  9月5日~6日 埼玉県・浦和市
                   星野文昭獄中絵画展・浦和

暁子さんの話を聞く会も催した

 「星野文昭獄中絵画展・浦和」を、9月5日から2日間、JR浦和駅東口、パルコ9階のさいたま市民活動サポートセンター・展示スペースで開きました。会場抽選で2日間しか借りられず、また通常なら市民活動で人がいっぱいになるフロアはコロナ禍で人影もなく、心配なスタートとなりました。しかし駅前でチラシをまくと、「獄中絵画展」に関心を持った人たちがエレベーターを使って上ってきます。中には、刑務所に収容されていたという年配の男性が、「刑務所はひどいところ。私も膝に水がたまってひどく腫れたが、何も治療してくれなかった」と語り、展示説明にあった「でっち上げ」という文言を指し、「そうなんだ。でっち上げが多いんだ」と憤慨していました。入場者は2日間で50人。
 5日の午後、星野暁子さんのお話を聞く会を、同じフロアーで開催。初めて来たという埼玉の市民運動活動家など20人が参加しました。暁子さんは「ウチナーの母たちの系譜」という詩の朗読から始めて、獄中結婚から文昭さんとの突然の別れ、国賠訴訟開始について、1時間にわたり心に迫るお話をされました。特に「沖縄闘争を闘ったことで自分は人間になれた」という文昭さんの言葉が痛烈でした。
 絵画展は、今回は三つある壁の一面全部を使って、70年沖縄闘争と、自衛隊の軍事基地化が進む沖縄の現状を伝える写真コーナーを作りました。写真は貸出可能です。(埼玉 皆川学)