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  8月17日、9月7日~13日 大阪府・八尾市
                       星野文昭絵画展八尾実行委員会

市内延べ3カ所で絵画展を開催
 8月17日と9月7日から13日まで、大阪八尾で絵画展を行いました。
 8月17日は、第3回八尾北夏まつりの一環として、八尾北医療センターの点滴室で、星野・狭山合同展示会を行いました。星野文昭さんの遺作である「アフガン山の学校で学ぶ」や、星野さんが徳島刑務所から「住宅が守られ 解放の未来のために」書いて5千円のカンパを送ってきてくれた現金書留の写真と仮通夜の時の写真などを展示しました。参加者に感動を呼び、署名も多数集まりました。「集まるところがここにある」という八尾北夏まつりの呼び掛け通りの絵画展になりました。
 9月7日~8日、八尾市文化会館プリズムホール回廊ギャラリーにて開催しました。同じフロアーで、小学校の理科研究の発表会が行われ、多くの小学生、保護者、教員が絵画を見に来ました。「小学校の図工で使う筆と絵の具で、獄中で書いた」事を伝え、「でっち上げの目撃証言で無期、刑務所の医療放棄で亡くなった」というと、驚いた口調で「まるで戦前じゃないか!」という若い父親。昔労働組合の委員長をしていたという労働者は、絵画に感動し、署名をし、翌日友人を連れてまた来てくれた。またしばらく連絡を取れていなかった退職労働者に声をかけたら、来場し、多額のカンパをして下さいました。星野絵画展は、多くの人と出会い、団結の輪を広げる力を持っていることを改めて感じました。
 9月9日から13日まで・八尾北医療センターの廊下に展示して、絵画展を行いました。 13日には午後2時~3時までの診療時間の合間に、星野さん追悼・交流会を行いました。八尾北労組、西郡支部、患者さんなど十数名が集まりました。最初に星野さんの追悼のビデオを見て、みんなで意見を出し合いました。
 西郡支部の佃久子さんは、「星野さんとのつきあいは、八尾市による年金・貯金差し押さえの時に、星野さんが刑務所で働いて得たお金を送ってきてくれました。それ以来ことあるごとに手紙を送っています。今年こそ出てくると思ったのに残念です」、「葬儀に参列しました。暁子さんが私を見つけると声をかけ文昭さんに触れることが出来ました。お骨上げまで最後まで見送れてよかったです。再審を勝ちとるためがんばります」と決意。患者さんの一人が、「私たちが闘っている限り、星野さんは生きていると思う」と意見。
 短い時間でしたが、とても有意義な集まりでした。最後に星野さんの遺志を引き継いで、国賠・再審を勝ちとり、大坂さんの裁判の闘いとともに、狭山を闘い抜きたいと思います。
                      (大阪八尾星野絵画展実行委 泉 浩史)