TOPページへ!


  10月11日~14日 東京西部・杉並区高井戸
                       「星野文昭絵画展in高井戸」実行委員会

中学生から80代まで新たな出会い
 今回5回目となる高井戸絵画展は、10月11日~14日の4日間。東日本全域に甚大な被害をもたらした台風19号の直撃の中での開催となりました。しかし台風上陸の12日を除いて230名もの来場があり、盛況でした。初日のオープニングパーティーでは、新しいスタッフも交えて、改めて「星野さんの無念の死」と私たちが絵画展で何を実現するのかが、熱く語られました。
 事前に『毎日新聞・東京版』に大きく取り上げられたこともあって、時間をかけて星野さんの絵をしっかり見つめる人たちが多く、「次はいつですか」と声をかけられる場面もありました。「どんなにくやしく悲しい時を過ごされたことでしょう。残念です」と、星野さんが負わされた理不尽な境遇に涙する人も。星野カレンダーを予約する人やミニコミで記事にしたいと資料を求める人、「赤旗」になぜ星野さんのことが載らないんだろうと疑問を語る人など、死してなお星野さんの魂が人々を動かしていることが伝わってきました。ある中学生は「重い現実とは裏腹に、絵のタッチは柔らかく、胸に迫った。星野さんの存在を知ることができて良かった」と感想を寄せました。
 日本の監獄制度や沖縄闘争などに踏み込んだ質問が多かったことと、安倍政権の消費税増税や改憲攻撃のあくどさに怒りをもって星野さんの死を悼む人たちが多かったことが今回の特徴です。
 10代から80代まで多くの新たな出会いがありました。国賠や第三次再審など、これから長期にわたるであろう闘いが始まります。まず、大阪裁判を全力で支援しながら、毎月の例会を充実させ、会員と「星野新聞」の読者を拡大して、星野闘争の新たな段階をつくっていきたいと思います。(野本穣)