井草

　　９月６日～８日　東京北部・練馬区
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京北部・星野絵画展実行委員会

丸尾めぐみさんライブも
音楽につつまれた絵画展

　「星野文昭さんは私たちの中に生きているという思いがますます強くなりました」。丸尾めぐみさんが絵画展フィナーレライブで、台風接近の中詰めかけた５０人近くに語りかけました。星野さんの絵に囲まれ、シベリア抑留の経験から牧師になったお父様のことや、星野さんや暁子さんへの思いを語りました。「あの坂を登って」など至近距離からのピアノと歌声に圧倒されながら、参加者が星野さんと一体になる幸せな時が流れました。
　９月６日～８日に絵画展を開いた練馬区江古田のギャラリー古藤（ふるとう）は、永田浩三武蔵大学教授たちが「表現の不自由展」を最初に開いた場所で、６年にわたるお付き合いです。同大学名誉教授でもある星野誉夫さんは必ず参加してくださいます。
　今回は、５月に古藤で行われた「生きているということに関わる大事な自由」展に参加された方々からの友情出品もありました。星野さんを追悼するとともに再審と国賠訴訟勝利を誓う新たな出発となりました。
　会場では「獄中４４年の闘い」「韓国・テグ訪問記録」等を上映し、初日は、「同志はたおれぬ」等をピアノとアコーディオンの伴奏で歌い上げた有志によるシャンソンライブも好評でした。（東京北部絵画展実行委員会　狩野裕子）