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  1月6日~10日 香川県・高松市
                 香川・星野文昭さんを取り戻す会

権力に迫る大宣伝戦!
数多くの出会いがあった!

 日本最長のアーケード、1日の通行量13万人。高松中央商店街のド真ん中で、新年一発目となる絵画展を1/6~10まで行いました。
 今回の会場は、書店チェーン大手の宮脇書店さんのギャラリーをお借りしました。更生保護委が入る法務庁舎からも目と鼻の距離です。
 会場が2階というハンデを乗り越え、市内各所で大宣伝戦を展開。星野ゼッケンを着用し、連日駅前や官公庁などで8000枚のビラを撒き切り、昼には、寒風を突いてマイクを握り、辻立ち街宣。
 その結果、約230人が来場し、更生保護委に1月16日に出す要望書は70通近く集まりました。今回の絵画展の会場でも、たくさんの出会いがありました。以下、ほんの一部です。
 美術を学んでいる2人の学生さんからは、次のような話を聞くことができました。
 「福島、JR只見線の春」の前にて。
 「桜の色を出すのは難しいんです。白でもない、ピンクでもない。星野さんは、紫や青を使い、点描のように重ねて描くことによって本当に見事に桜の色を出している。これを独学で学んだことはすごいことだと思います。刑務所というとても希望など持てないような厳しいところでも、人間としての感覚をみがき、人間らしく生きていくことができるんだと思い、深く感動しています。」
 「暁子と会話する場所」の前にて。
 「ここで奥さんのことを思いながら描かれているのが、よく伝わってきます。描きながら、奥さんと会話しているんですね。それにしても、この絵の中に描かれている絵の具は、小学校や中学校で使うような、どこにでもある絵の具ですね。この絵の具で、これだけの色を出せるのは、本当に素晴らしい。僕たちは専門の絵の具を使っていますが、それでもこれだけの色はなかなか出せない。星野さんが専門の絵の具を使えば、どのような絵を描かれるのか。星野さんが外に出て描かれた絵を、僕は早く見てみたい。」
 星野さんの描かれた絵が、このように若者の心をつかんでいます。この2人の学生さんは、絵画展のそれぞれの絵の前に立ちながら、絵の技法的なことや星野さんが何を表現しようとしているのかなど、ずっと2人で話していました。
 また、絵画展を開催すると必ず来てくれる方は、今回は娘さんと一緒に来られました。次のような感想を言ってくれました。
 「このような絵を描ける星野さんは無実だ。国は星野さんを何十年も閉じ込めて、本当にはらわたが煮えくりかえる。私たちの相手は国だから、一人でも多くの人に賛同を得て、その力で星野さんを取り戻したい。近所に徳島刑務所に入っていた人がいる。その人は、星野さんのことを知っていると言っていた。星野さんはやっていない、とも言っていた。 これまでも何度か絵画展に来させてもらったが、先日、みなさんが街頭で宣伝しているところを通りかかった。そのとき、娘も星野さんに関心をもって、『お父さん、絶対に来よう!』ということで、今日、来ました。」
 その親子の方々は星野さんのビデオも見て、すぐに要望書を書いていただきました。
 他にも、たくさんの出会いがありました。「高松駅でビラをもらった」と、偶然、韓国公務員労働者が来場したり、懐かしの同級生や職場の同僚・元同僚が顔を出すなど、涙あり笑いありの5日間となりました。絵画展の会場が、闘いのコミュニティとなりました! 近県、関東からも応援スタッフが駆けつけ、『団結』『奪還』の思いは、高松市民にも届いたはずです。
 そして確実に、更生保護委や国家権力を追いつめています。私たちは、権力に頭を下げているわけではない!本当の人殺し、ウソつきは一体誰なのか!
 『無実なのだから出せ!』
 『審理、再審を開始しろ!』
 星野、大坂さんと団結し、労働者民衆の力で、直ちに獄壁を打ち破りましょう。そして、すべての人間解放をかちとりましょう。