8月9日 岩手県・盛岡市
いわて星野さんを救う会
8月9日に盛岡市内の内丸教会で、平良修氏講演会が開催された。日本キリスト教団沖縄教区議長である同氏は「議長である間は県外に出ない」と公言しておられたが、奥羽教区岩手・北東地区社会委員会主催セミナーの講師を2年前から約束されており、その付録として、いわて救う会の星野救援講演会が実現した。 平良先生お気に入りの写真でチラシをつくり、東北6県の教団所属143教会、および市内の各教派の教会その他に案内した。県外からも8名が駆けつけ、総勢38名が耳を傾けた。会場には沖縄の歴史を書いたパネル4枚、文昭さんの最近の絵4点と暁子さんの詩を展示し、署名用紙、缶バッチ、募金箱を置いた。 平良先生は、当時の政府が「太平洋の要である米軍基地を維持する」としていたことを、静かだが怒りを込めて弾劾した。星野文昭さんが沖縄の立場に身を置いて渋谷闘争を闘ったこと、星野さんが無実であることを訴えた。そして、自由の身になった星野さんを沖縄の明るい太陽の下に迎えたいと語った。 特に先生は「運動には組織の力も大きいが、個々人の主体的参加が重視されるべきで、集団に埋没されてはならない」と述べられ、共鳴を呼んだ。 アンケートは、「沖縄の問題は日本の問題であることがよくわかった」「出所したら私の家を自分の家のように思って来て下さいと言われた優しい心に感動した」などが寄せられた。 |