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  5月2~7日 沖縄県・那覇市
                      星野文昭絵画展を成功させる沖縄の会

昨年までを超える新たな発展を開く

 5月2日から7日まで那覇市ぶんかテンブス館で「星野文昭絵画展を成功させる沖縄の会」主催の絵画展が開かれた。
 今年の絵画展を訪れた人は、昨年までとは違う熱い空気を持ってくると感じる。それはカンパとアンケートに表れている。文昭さんの絵と暁子さんの詩が共鳴し合って、訪れた人を一気に二人の世界に引き入れる。
 スタッフが50歳位の女性と話し出すと、お互いからあふれるような会話のキャッチボールが始まる。「何でこんなことを今日まで知らなかったんだろう。恥ずかしい。悔しい。でも今日は力をもらった」「私はいつも署名用紙と絵画展のチラシを持ってるんです。一人でも多くの人に伝えて、広めて二人を一日も早く会わせて上げたい」
 アンケート用紙と真剣に向き合う人がまた一人。話しかけると私の友人と同じ与那国生まれだと知って驚き合う。「先島は自衛隊が金や太鼓でどんどんと入り込んで、また戦争だよ。沖縄は軍隊は住民を守らないと知っているからね。だけど、過疎化で広がる不安に付け込んで、一つだった地域が二つに引き裂かれる」と行き場のない怒りをどこにぶつければ晴れるのかとざわざわ吹き上げてくる。
 辺野古や朝鮮戦争の切迫感が基地の島である沖縄の民衆を突き動かしているのだ。「星野さんの絵は本当に優しい。暁子さんの詩は心を温かくする」「星野さんの優しい絵を去年は見そびれてしまったが、今年は見ることが出来て心が洗われた」。こういう思いと安倍政権への怒りが一つに溶け合っているのだ。
 平良修さんは、星野文昭、暁子さんは誇りだとアンケートに書いてくれた。二人と一緒に闘うことは誇りだと言い切る。
 星野さんの存在と闘う姿は半世紀前の闘いを今に引き継ぐものだだということです。そんな中で星野闘争は沖縄の民衆の希望となっている。

辺野古で星野署名 沖縄万人の会 和田邦子

 4月29日、キャンプシュワーブゲート前で、「辺野古新基地建設阻止!共謀罪廃案! 4・28屈辱の日を忘れない県民集会」が3千人規模で開催されました。私たちも星野ノボリを持って参加し、絵画展のチラシを配布して、署名・カンパを集めました。
 25日に政府が辺野古新基地建設の護岸工事に着工、28日には元海兵隊員による女性暴行殺害事件一周年と、嘉手納をはじめ米軍・自衛隊基地が臨戦態勢にある中で、労働者民衆の怒りは高まっています。参加者は戦争につながることは絶対に許さないという決意に満ちた表情です。
 星野さんのことは圧倒的に知られており、署名をお願いすると、「あー星野さんね」、「絵画展は必ず行きます」、「新聞に出ていたね」と人だかりができるほどです。3月の3千人の辺野古闘争にも参加しましたが、星野闘争が沖縄の怒りと結合していることを実感しています