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  5月5~7日 新潟県・上越市
                    新潟・星野さんと連帯する会

昨年までを超える新たな発展を開く

 5月5日、「星野文昭・上越絵画展」が上越市民プラザで始まった。
 今回の特徴は、労働組合の決起だ。上越市には星野署名取り組みを決定した全港湾日本海地本の支部がある。そこから次々に訪れてくれた。県会議員も訪れ、多くの人たちと合流できた。アンケートも、「とても澄んだ絵」等と好評だった。
 新潟市から130㌔、高速でも2時間はかかる。その上越市に出向き、労組分会や団体回りを重ね、地元の賛同会員とともに各界訪問を続けた。この努力が、画期的な成功につながった。昨年、辺野古を訪問した女性は、暁子さんの講演を機に「うさん臭いと思っていたのが、これは本物」と思いを改め、積極的に参加してくれた。地元のメディアも、数社が取り上げてくれた。
 初日には従兄の星野誉夫(たかお)さんを迎えて講演会を開いた。30人に迫る出席者は多士彩々で、星野再審を巡る展望を大きくこじ開ける深さと広がりを示した。
 文昭さんの生い立ちから始まり、事件当日の機動隊との対立情況や、彼が目撃した十字路からの眺めなどが示された。誉夫さんの講演は明快で、公判調書や学生らの供述調書を引用して全体像を解説。「デモ隊の指揮者としての責任はあるかもしれないが、殺人罪についてはえん罪」と強調した。市内から参加した人は「自分の闘いに反省を迫られる思いだ」と、講演内容を自身に深く刻み込んだことを示した。

星野誉夫さん講演から

 星野文昭は機動隊員を殺害したとして、無期懲役刑を科されました。しかし、殺人罪に関しては無実であり、えん罪です。裁判では物証がなく、若い学生が長時間の取り調べで取られた供述調書が証拠として採用されました。その人たちは、調書は事実ではないと証言しましたが、裁判官はそれを採用しませんでした。真実を否定する暴論です。
 文昭と弁護団は再審を請求していますが、まだ実現できません。文昭の服役期間は30年に近づいています。裁判所が1日も早く真実を認め、再審を開始するよう求めています。文昭が自由になれるよう、ご支援をお願いします。