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  1月28日~30日 兵庫県・宝塚市
                    兵庫・星野文昭さんを取り戻す会(準備会)
                   星野文昭絵画展実行委員会
                     

「無実の政治犯」などあってはならない

 星野暁子さんがユーチューブで語っている。「無実の政治犯」という、現代社会にあってはならないことが起きている。殺人犯をでっち上げられて42年間も収監されたままである。そのことを多くの人に知ってもらわなければならない。
 宝塚の会場は総合福祉センターだったので、人の出入りがあり、看板やビラを見て立ち寄ってくれる。絵は今回も透明感のある柔らかな色彩。子どもたちを題材に、子どもらしい仕草や表情ながら、思いなしか悲しみをたたえる。暁子さんの詩が絵の心を語る。
 ヒロシマ、ナガサキ、チェルノブイリ、フクシマ、パレスチナ、アフガン、そして沖縄がテーマの絵が多い。絵に添えられたサインに目をとめた人がいた。「FumiAkikoってご夫婦の名前がいっしょなの?」「かわいい」「ね」。
 最後に缶バッチを選んでもらう。文昭さんの絵が精緻(せいち)に印刷された缶バッチ。暁子さんがチェルノブイリの子を抱いて背後に沖縄の海が広がる缶バッチが人気だった。文昭さんの思いが詰まった絵である。
 3日間で100人を超える来場者があった。会場周辺住民や福祉関係の労働者が多数参加してくれた。DVDも見て、多くの署名が寄せられた。
 文芸誌「AMAZON」に星野暁子さんの協力を得た「小説 絵画展Ⅰ」の投稿があり、例会では署名とカンパが寄せられた。寒い日だったけれど、輪が広がった。