7月29日~8月1日 山形
沖縄と連帯して星野文昭さんを救う会・山形 絵画展実行委員会
朝9時の中央公民館開館に合わせて現役時代のように通った。昼は日替わりメニューのご飯もの、パン類、麺類と変え、最後の日は絵画返送用の段ボール箱入手のためのスーパーでの丼と、スタッフ同士の食事も楽しみだった。 落ち着いた色合い、優しい人柄がにじみ出る彼の絵は立ち寄った人を魅了してスタッフとの会話も弾ませてくれる。 今年の山形の会のテーマは刑務所内処遇。学校や病院での食事、給食ではアレルゲンへの対応は人権問題として注意深く扱われるのに鯖(さば)アレルギーの文昭さんへの食事提供には人権への無視、軽視が伺われる。更生保護施設であるがゆえに人権への配慮はより慎重に温かい目で見守る必要があると思われる。 酷暑の夏に自然な涼風が施設内を通り抜けられるように建物の構造の改善を進めたり、汗を流すシャワーの自由な使用を認めたり、囚人の生活環境をより快適に工夫することで人間性の回復は早まるのではないのか、寒さの中しもやけに苦しみ凍えた体では人間に温かく豊かな反省と懺悔(ざんげ)の心を芽生えさせるのは無理というもの。 先日、日弁連東京第二弁護士会のスペイン刑務所処遇視察研修で海渡雄一団長は憲法に保障された人権配慮のスペイン刑法の、死刑廃止、最高刑40年、更生保護に徹したその豊かさが再犯率の著しい低下を生み出している現状の素晴らしさを生き生きと語られた。私たちも深く学ぼう。 |