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  6月1日、2日 東京西部・世田谷
                 星野文昭絵画展世田谷実行委員会

一人ひとりの思いの大切さ 

 古くからのアングラ劇場と飲食店、骨董(こっとう)屋と若者文化ひしめく下北沢。駅からやや離れた会場2Fで6月1、2日に開催し、97人が来場しました。
 レジ袋片手に場内をのんびり一巡した男性は、星野さんの絵の缶バッチのコーナーで一つ、さらに、「女房にも一つ、いいかな」と言われます。
もちろん、どうぞ! 無表情に入ってくるなり女性は「愛と革命って何!」と、絵と詩を食い入るように見つめます。
 駅からの道のりを、ビラをまきながら練り歩く西部ユニオンの仲間に何人も話しかけてきて来場してくれました。
 71年闘争のDVDに「俺も集会とか行ったなぁ」と感慨深げな男性。
「私は71年生まれ。同じ時にこんな人がいたなんて驚き」とヘルパーの女性。視覚障害の高齢の方は「私は何も見えないけれど全部見える。国が悪い。星野さんを早く出してあげなくては」と涙ぐんでいました。
 絵画を見る人感じる人に、囚われの星野さんの存在と訴えが、温かさあふれる絵画と暁子さんをとおしてくっきりと示されています。ささやかな絵画展の小さな出会いでしたが、一人一人の思いのなんと大切なことか。
 星野さんをとりもどしたいと、改めて誓うものでした。