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  4月8日~9日 岩手・盛岡
                 いわて星野さんを救う会

沖縄と共に共感が 

 4月8日、9日)の2日間にわたり、盛岡市内のギャラリーで「沖縄とともに囚われの41年 星野文昭・暁子詩画展」が開かれました。2013年、2014年に引き続いて3回目の開催となります。2日間で79人の来場者、署名30筆、2万5千余円のカンパを得ることができました。
 今回は文昭さんの絵が温かい、優しい、明るいというだけでなく、彼の冤罪の背後にあるものが何であるかを考えることを旨としました。沖縄復帰44年の現在、沖縄の問題は何一つ解決していないばかりか、背後にある「沖縄だけに負担が集中している現状をおかしいと感じない」差別的な扱いや考え方がますます明らかになってきています。沖縄44年と星野さんの41年はコインの表裏の関係にあります。
 そこで今回は星野さんが獄中で描いた絵155点の中から、沖縄やフクシマの絵を中心に15点を選択し、沖縄問題の解説を加えました。
 アンケートでは「星野さんの境遇と今日の沖縄問題を結びつける運動がさらに必要」と感想が寄せられました。
 また、詩画展にあわせて星野暁子さんの講演会も行いました。暁子さんから「3月末、徳島刑務所が弁護士接見に刑務官を立ち会わせようとしたことに対して、日弁連が警告書を発した」と闘いの前進が伝えられ、文昭さんとの歩みをお話しいただきました。
 11日には初めての試みとして、教会の長椅子の上に絵を立てかけて、ポスト詩画展を行いました。会場に来られなかった教会や幼稚園関係の方々が見てくれました。
 「冤罪でかわいそうな人を助けてあげたい」から「自分の生きている同じ社会の矛盾を集中的に追っている人」へ、同情から共感へのチャレンジでした。沖縄や原発の運動をしているデモの仲間も参加してくれて、運動の輪が少し広がった感じです。