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  4月14日~18日 東京東部・江戸川
                 東京東部星野さんを取り戻す会

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 4月14日~18日、江戸川区東部フレンドホールで、「東京東部星野文昭さんを取り戻す会」と「許すな改憲大行動・江戸川」共催の星野絵画展を開催した。下町のはずれの会場でどのくらい来てくれるか、という心配を裏切り、全体で520人という多くの人たちが訪れてくれた。
 地域にビラ入れし、駅でビラを渡して声をかけると「無実で獄中41年」に驚いて次々と会場に向かってくれる。ほとんどが近隣の人たちだ。フレンドホールで働く人たちからの様々な形の協力もあった。
 感動して「FMえどがわ」という地域の放送局に投稿してくれた方もいて、絵画展が紹介された。大きく運動が広がり始めたということだ。星野絵画展にはそれだけの力がある。
 訪れた人からは、「絵のタッチが優しい、獄中41年はひどい。初めて聞いた」という率直な感想が多かった。「詩に感動した」という人が同じくらいいる。中には、たまたま駅前でビラを受け取った高齢夫婦が訪れ、「これはひどい、お前も出すんだろう」とお連れ合いにカンパを促し、金額に迷いながら2人で千円ずつ置いていった。
 さらには「俺は『赤旗』読者だが、むかし組合運動やってたころ共産党が『きれいな核』なんてことを言ったので喧嘩(けんか)したことがある。最近の事実を聞くと『赤旗』やめなくちゃな」と言って会員になってくれた方。
 極めつきは、「弁護団長の鈴木たつおさんを国会へ」の訴えに、「私は今まで選挙では『五木ひろし』と書いていたんだけれど、今日決めたわ。この鈴木たつおさんにするわ。星野さんを徳島刑務所から出すために立候補するんでしょ」という人だ。「今日は(選挙で)入れる人が見つかってよかった」と『愛と革命』の本を買い、翌日にあらためてカンパを持ってきた女性もいた。
 新しい労働者の政党を求めていた人がすぐそばにいたということだ。自己解放的な運動の胎動を感じた5日間だった。