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  5・27~31 東京東部
           東京東部星野文昭さんを取り戻す会

熱気ある討論の輪

 無実の星野文昭さん、獄中40年、余りに理不尽な現実を「知って欲しい! 考えて欲しい! 解放のために力を貸して欲しい!」。東京東部取り戻す会は、5月27日から5日間にわたり、絵画展と「星野再審に百万の声を! 5・30集会」を開催しました。
 星野さんの絵をくい入る様に観て、その感動を口にする来場者。そして、何より今回の絵画展の特徴は、来場者の方々が熱心に話を聞いてくれて討論の輪があちこちで出来た事です。「今日、ここに来られて星野さんの事を知ることが出来て良かったです」「知らないって怖いですね」と言った言葉が聞かれました。それらに表れた来場者の熱い思いが伝わってくる催しとなりました。
 また、街宣で受け取ったビラを知人に渡してくれた方が、「友人に署名をしてもらうので何枚か下さい」と署名集めに協力してくれるという方、星野さんの大学の先輩で、地方に居るため、都内の友人にメールを送り、カンパと署名を託してくれた方、高校時代に三里塚に援農に行った経験のある千葉在住の方。挙げれば切りの無い程のエピソードがあります。次に繋がる成果を実感しました。
 絵画展を成功させるために「取り戻す会」の方針の下、運営委員以外の人に街宣、設営、運営にも携わってもらった事が、大きな力となりました。結果は入場者数126名、署名73筆、3万円を超えるカンパとして結実しました。
 5・30集会は「再審の現状」と「文昭さんの闘い」の二本を基調に据えました。参加者は32名、絵に囲まれ、狭いながらも用意した席が埋まり、会場は熱い空気に包まれました。40年の闘いに沖縄からのメッセージのビデオを挟み、発言者の熱い思いを受け充実した内容に全員の心がひとつになった集会でした。
 東京東部は絵画展の成果と教訓を生かして、星野文昭さん解放に向けさらに活動していきます。9月徳島で会いましょう。      (高田隆子)