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  4月29日~30日 静岡市  
            星野文昭展実行委員会   

絵が無実を証明している 

 4月29日と30日、静岡市で初めての絵画展を静岡市民ギャラリーで、「星野文昭展」を開催しました。2日間で130人が来場。袴田事件はじめ、冤罪事件への関心が高い静岡の地でこそ救援会をつくりたいという思いをこめて、絵画を通して星野文昭さんの存在と闘いを広く訴えることができました。初日に『中日新聞』が取材に訪れ、30日の朝刊に写真2枚と5段の記事が掲載され、さらに広がりをつくりだしました。
 文昭さんと暁子さんとの愛を中心モチーフに、28点の絵を選びました。絵だけではなく、絵に添えられた暁子さんの詩を一つひとつ丹念に読む姿が多く見られました。アンケートで寄せられた感想は、「一刻も早い再審開始を祈ってます。一枚一枚の絵の透明な新鮮さ、添えられた詩の温りに感動しました」、「絵と詩で、お二人の心のつながりが強く伝わってきました」、「今まで全く知らなかったです。星野さんの絵は、獄中で描かれたと思えないほど明るく暖かいです。心の豊かさを感じます」、「星野さんの絵が無実を証明しています。こんなに透明で光り輝く絵を描ける人が、犯人であるはずがありません」、「死刑囚の40年、無期の40年。同じ重さの年月。もっと広く知らせないと」、「無実を晴らし、正義を正せる世の中になってほしい」、…。感極まって話しかけてくる人も多く、スタッフも一生懸命応えました。
 静岡労組交流センターとユニオンしずおかの仲間で準備しました。労組、教会・キリスト者、弁護士、アムネスティーや袴田救援会など、精力的に訴えました。街頭や職場で3000枚のチラシを配りました。特に活動的なキリスト者が多く来てくれました。絵画展の成功を足がかりにして、救援会の結成に向けてアピール行動を続けていきます。      (末木哲夫)