 ５月５日から10日まで那覇市の「パレットくもじ」６階「那覇市民ギャラリー」で「沖縄闘争で獄中40年 無実の星野文昭さんを取り戻そう！星野文昭絵画展」が開かれました。６４０人の来場者があり、「沖縄で星野さんの存在と闘いを知らない人がいない位にしよう」という目的は１２０％達成され、６４０人が星野さんと面会したに等しい状態ができました。 改憲と戦争、辺野古新基地建設、解雇や非正規職化を強行する安倍政権への怒りと星野さんへのでっちあげ獄中40年への怒りがぴったりとかみ合い合流し、沖縄全島ゼネストが呼びかけられる闘いの高揚と共に、ようやくもぎり取った星野さん解放の時です。 星野絵画展の持つ力 まず星野文昭さんの絵と、お連れ合いの暁子さんの詩がこんなにも多くの人に感動と力を与えることに主催者側が感動。星野闘争の持つ根源的力・豊かさを教えられました。 略歴を読み、絵と詩の前で目頭を押さえ、星野さんの絵のカレンダー・星野夫妻の共著『愛と革命』・星野闘争歌のＣＤを買い込み、絵画展賛同の意思表示をしてくれる人が多数いました。「お持ち帰りセット」として「再審カラーリーフ・署名用紙・絵画展への獄中からの星野さんメッセージ・「沖縄万人（うまんちゅ）の力で星野さんを取り戻す会・入会申込書」を渡すと、多くの方が入会してくれました。 会場係はてんてこ舞い。絵の説明などで話しかけると待っていたかのように「星野さんを励ますつもりで絵画展に来たが逆に励まされた」「沖縄の事でこんな事が起こっているなんて知らなかった。恥ずかしい」「今後も取り戻すために協力したい」などの声。 闘いを求め、人とのつながりを求め、自分のできることを探している―その思いと星野闘争がしっかりとかみ合っている事を実感しました。 「こういう不屈で誇りを持った生き方ができる。あなたもできますよ」と勇気と希望と力を与えている星野さんは、身は獄中にあっても闘いのリーダーです。そして星野さんを取り戻す力は、この社会で人間らしい自分を取り戻す力です。 さらに、絵画展は団結を作り、労働者民衆は必要な事には応じてくれるということです。絵画展にはギャラリー代・カラーチラシ･絵の送料など多額の出費があり必死に賛同金・カンパを訴え、チラシにも振り込み口座番号を入れました。それを見た人達は、この絵画展は絶対に成功させねばならないと県内外から多くの賛同・カンパが寄せられ絵画展が成功しました。紙面を借りてお礼を申し上げます。星野さんが団結を組織し、労働者民衆がそれに応えてくれたのです。 絵画展はなぜ成功したか これまで沖縄で星野闘争を担ってきた労働者達が、沖縄でも絵画展をやろうと決断した事が成功の基礎です。「星野文昭絵画展を成功させる会」事務局を立ち上げ、実行委員会参加を呼びかけ、何度もの会議を重ね、呼びかけ人を掲載したカラーチラシ1万５０００枚を辺野古闘争現場、憲法集会や県庁･役所、労組、自分の職場で配り、教会やお寺、図書館や公民館、法律事務所などに置いてもらいました。 チラシをもらった人は回りに広めてくれていました。記者会見や新聞投書･労組訪問･ブログ作成等考えられる事を全てやりました。それらが有機的に結合し成功につながり、無駄な事は一つもなかった！ 絵画展に関わった人達は生き生きと輝いていました。 絵画展が人と運動を結びつけた！ この力をさらに強め、「沖縄万人の力で星野さんを取り戻す会」の活動を活性化させ、星野さんを70歳までに取り戻そう！ |