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大坂裁判 第14~16回公判

供述の信用性巡る攻防火を噴く


 1971年11・14沖縄返還協定批准阻止闘争に参加し「殺人罪」をでっちあげられた大坂正明さんの裁判が3月6、7、9日と連続で開かれた。
 6日の第14回公判には検察側証人として警察庁科学警察研究所(科警研)の渡邊和美が、2月に弁護側証人として出廷した心理学者の厳島行雄先生、原聰先生の証言へのケチ付けのために出廷した。渡邊の論理展開はすべて「群馬の学生は大坂さんのことを知っていた」ことが前提になっている。AR、AOらの供述調書の矛盾を弁護側から鋭く指摘され、渡邊が供述調書を全く読んでいないことが暴かれた。「検事に聞いた話」だけで大坂さんを「犯人」だと決めつける科警研幹部の「反論」は完全に破綻した。
 7日は、当時の取調検事・中津川彰の証人尋問が行われた。「星野・奥深山・大坂が死亡した警察官を殴打していた」というでっち上げ調書を作り上げた人物だ。検事は「中津川は高齢で、当時のことは覚えていない」として星野裁判での調書採用を求めた。だが弁護側の追及に中津川は大坂さんに向かって、「生きていること自体、私の正義感が許さない」とか、「(ARの親を取調室に入れ、親がARを殴ったことに)公安部の検事としてARの人間性を立ち直らせたと自信を持った」等とでっち上げの下手人としての本音を暴露した。さらに警察の拷問的取り調べと一体で検事調べを行ったことも、初めて認めた。違法行為を「誇る」元検事に法廷では怒りの声が響いた。
 9日は中津川に調書をでっち上げられたMさんが証言に立った。「拷問的取り調べに負けてうその供述を認めてしまった。無実のKさんらに迷惑をかけ、何とか法廷で晴らしたい」と涙ながらに訴えた。「知らない人」を特定させていく写真面割の手法などは生々しく、Mさんの「真実の告白」を前に検事は完全に押し黙った。
 大坂さんの無実は明らかだ! 裁判勝利へ、力を合わせよう。

接見禁止延長を許すな
 大坂さん救援会は2月28日、6年近く続く大坂さんへの接見禁止解除を求め、東京地裁に申し入れを行い、千を超える署名を提出しました。訟廷管理官に「接見禁止を解除せよ」「大坂さんの健康を守れ」と詰め寄りました。 
 東京地裁は不当にも3月7日までの接見禁止攻撃をさらに4月24日まで延長しました。延長決定を弾劾しよう。

星野新聞第137号 掲載