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ムミア解放! アメリカ大使館行動


                    星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議共同代表 星野暁子



ムミア解放!国際連帯行動(2月16日、東京)
 ムミア・アブ=ジャマルの誕生日は星野文昭のそれと非常に近い。そのことを書き送ったら、ムミアから文昭へのバースデイカードを頂いたことがある。2011年訪米した時、「ホシノ・ムミア」集会を開いて頂いた。それ以来、星野全国再審連絡会議は、動労千葉とともにムミア闘争と固く連帯して闘ってきた。 
 ムミアは、元ブラックパンサーで、ジャーナリスト。1981年にフィラデルフィアで発生した警察官殺害事件ででっち上げられ死刑判決を受け、再審請求の結果現在終身刑、獄中42年になる。うち29年は、死刑囚だった。
 2月16日、星野全国再審連絡会議と大坂救援会,動労千葉は、ムミア解放のために30人でアメリカ大使館行動を行った。この日はムミア解放のための決定的な日だった。
 昨年12月16日、クレマンス判事は、地区検事長に対して、ムミアに関するすべての証拠を開示すること、それを調べるために弁護側、検事側双方に60~90日の猶予を与えることを決定したのだ。200箱に及ぶ証拠の中には、一審の重要証人から検察宛ての、偽証した証言に対して支払うべき金銭を要求する手紙も入っている。
 私たちがアメリカ大使館に向かおうとすると、警察官が立ち並び、押し問答になった。「アメリカ大使館のことで、なぜ日本の警察が妨害するのか!」私たちは強く抗議した。1時間の抗議の上で、郵送することを決め、申し入れ文を読み上げ写真を撮り、ただちにアメリカに送った。
 この日、アメリカでは、ILWUによるサンフランシスコ港湾封鎖を先頭にデモが行われ、アフリカ最大の組合金属労組がアメリカ大使館で、運輸労組がダーバン市の領事館で抗議行動とデモをした。ドイツでも闘われた。健康状態が気づかわれるムミアを国際連帯の力で取り戻そう。



新聞第137号 掲載