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反戦闘争の先頭に立とう
星野精神で沖縄-本土の分断打ち破れ



岸田政権打倒の声を上げる大行進!東京の青年労働者・学生(1月23日 参議院議員会館前)
 岸田政権は、1月23日に開会した通常国会の施政方針演説で、今が明治維新、第2次世界大戦の敗北に次ぐ歴史の転換点だとしたうえで「防衛力の抜本的強化を具体化」したとし、「5年間で43兆円の防5予算」「反撃能力の保有」「南西地域の防衛体制の抜本的強化」などを推し進めると打ち出しました。これは米日による中国侵略戦争の具体的突入に向けた国の在り方の作り替えです。実際、沖縄では南西諸島のミサイル基地化が進み、今や与那国島では公道を自衛隊の機動戦闘車が走り回っている状態です。
 そこに住んでいる沖縄の労働者階級人民のことなど露ほども考えない岸田政権を絶対に許すことはできません。米日対中国との戦争で殺し殺される関係に立たされるのは、中国と日米の労働者階級人民です。労働者階級は階級的に一つの階級です。労働者階級を日々搾取している資本家階級が国家間対立を前面に押し出し、労働者階級人民を戦争という政治に国家の枠組みで動員しようとしているのです。危機に陥ったアメリカ的世界支配の延命のための中国侵略戦争など絶対に起こさせてはなりません。
 ウクライナ戦争が始まって1年になります。ロシアでもウクライナでもNATO、アメリカでも資本主義に最大の利益をもたらす戦争に反対の闘いが営々と闘われています。資本主義による国家間対立で労働者階級が対立するのではなく、労働者階級の国際的団結ですべての災厄をもたらす資本主義を打倒しましょう。
 星野文昭さん、大坂正明さんは、佐藤政権のペテン的「沖縄返還」政策に対して体を張って闘い抜きました。星野さんは獄中44年、でっち上げ攻撃と闘い続けました。星野国賠闘争は、星野さんの命を奪った国家の不正義を暴くことで、国家を弾劾するまさに反戦闘争です。
 今、大坂さんは法廷を戦場として不屈に闘い続けています。国家権力との非和解的対決を貫き通すことの中に労働者階級の勝利の道があります。絶対に戦争反対を貫く闘いを仲間と共に闘い抜くことで国の戦争攻撃を打ち破りましょう。
 戦争のない社会を作る時は、今なのです。

星野新聞第136号 掲載