星野さんは無実だ! 国賠・再審勝ち取る福島の会 吾妻道子 あの原発事故から12年。今年の3・11は戦争下の決戦です。昨年2月に始まったウクライナ戦争は長期化し激しくなるばかりです。 それも口実にして政府は、台湾有事に備えると称して日米による中国侵略戦争を準備しています。それは、沖縄・南西諸島での軍備増強と軍事演習の激化で明らかです。岸田政権は昨年12月安保防衛政策や原発核政策を転換し、これまでの戦後的あり方を踏み越えて戦争国家化・核武装化を強行しようとしているのです。その突破口のひとつが福島原発汚染水の海洋放出です。 今福島では汚染水海洋放出に向けた工事が日々進められ、復興庁は復興予算を使って教育現場から「安全」キャンペーンをしています。しかし、それに対する怒りは県内に渦巻いています。だからこそ、漁協はじめとした福島県内の反対の闘いや全世界からの反対の声によって、そして、何よりも三里塚や国会前をはじめとした全国の反戦・反原発の闘いによって跳ね返されています。 去る1月29日には、3・11反原発福島行動実行委員会主催で郡山市において、核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団事務局長の山田清彦さんを講師に汚染水海洋放出反対の集会が開催され、県内各地からの結集と活発な意見にあふれた大成功を収めました。 全国の闘う仲間の団結と実力闘争こそが、岸田政権の暴力的な核軍拡と中国侵略戦争に向けた攻撃を阻むことができます。それは日々、市東さんの闘いや沖縄・辺野古をはじめとした南西諸島での市民の決起、そして星野文昭さんの闘いを見れば明らかです。「人間が人間らしく生きられる社会」を目指し、汚染水海洋放出阻止の実力闘争を闘いぬきましょう。 3・11福島県青少年会館(福島市)午後1時に、全国・全世界の闘う仲間は結集し共に闘いましょう。 星野新聞第136号 掲載 |