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11・6労働者集会に2200人が結集
12・12星野国賠口頭弁論へ

「星野さんの獄死許さない!」法務省弾劾デモ(10月20日 東京)

 国境を越えた労働者の団結
 11月6日、日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者総決起集会に2200人が集まり、今こそ闘う労働運動をよみがえらせて新自由主義を終わらせようと声をあげました。ウクライナ戦争は8カ月を超え、世界戦争―核戦争の危機が高まっています。これを打ち破るのは、国境を越えた労働者民衆の団結と闘いです。韓国民主労総、ミャンマー、アメリカ等の代表が参加し、心を一つに闘うことを宣言しました。
 私たちも全国から参加し、星野暁子さんが共に闘う決意を明らかにしました。集会後、星野再審会議と大坂さん救援会は一つの隊列になって、東京駅までデモ行進しました。

 大坂さんの無罪奪還を
 10月25日には、星野文昭さん、奥深山幸男さんと共に71年11・14渋谷闘争を闘った大坂正明さんの裁判が東京地裁で始まりました。大坂さんは元気な姿で法廷に現れ「私は五つの罪名で起訴されていますが、全ての容疑についてその事実はありません。したがって無実であり無罪です」と堂々と宣言しました。

 池田医師意見書弾劾
 10月20日、星野文昭さん獄死の責任を追及する国家賠償請求訴訟の第12回口頭弁論が東京地裁民事第14部(村主隆行裁判長)で開かれました。ここで、被告・国側は池田正行医師の意見書をを提出しました。
 池田医師は、高松刑務所医務部医療第四課長を務めており、30件以上の医事訴訟に関与して表彰を受けたと自慢する人物です。意見書の結論は「徳島刑務所の医師の診断に注意義務違反はない」というもので、肝臓がんが巨大になるまで放置した徳島刑務所を全面的に擁護し、開き直るものです。
 原告弁護団は、これを打ち破るための準備を全力で進めています。
 第13回口頭弁論は12月12日(月)午前10時30分、東京地裁第721号法廷で行われます。裁判終了後には報告集会と法務省弾劾デモを行います。全力で参加して下さい。

11・27星野・大坂全国集会に集まろう
 今年の全国集会は、星野国家賠償請求の勝利と大坂正明さんの無罪奪還を一体で訴えるものです。法廷内外一つになった闘いで、獄中44年無実を訴え沖縄闘争を貫いた星野さんの命を奪った国家犯罪を明らかにしよう。星野再審の意義を持つ大坂さん裁判に勝利して彼を取り戻すと共に、星野さんの再審無罪の道を切り開きましょう。
 大坂さんの裁判は裁判員裁判の除外を実現しましたが、超過密日程で、いきなりデモ参加学生の証言が始まります。星野さん、大坂さんを有罪とする物的証拠は何一つありません。あるのは、警察・検察がデモ参加学生に強制してつくった「供述調書」だけです。検察官は、証人に何を聞かれても「忘れました」とだけ言わせ、50年前の「供述調書」を証拠採用させ、でっち上げ殺人罪を立証しようとしています。
 今こそ大坂さんの無実・無罪を訴えて、集会への参加を呼び掛けよう。11月27日、星陵会館に集まってください。

市東さんの農地強奪代執行許すな
 成田空港会社(NAA)はついに、天神峰の市東孝雄さんの農地取り上げを強行するために強制代執行の手続きを開始しました。
 三里塚芝山連合空港反対同盟は「あらゆる手段を駆使して農地取り上げを阻まなければなりません」と緊急アピールを発し、連続の現地闘争を呼びかけています。
 市東さんの農地には「星の木」があり、分骨された星野文昭さんが眠っています。農地強奪阻止を共に闘おう。
星野新聞第133号 掲載