星野文昭さん獄死3年目の5月29日、東京・目黒区民センターホールに310人が集まって、「星野国賠に勝利し人間らしく生きられる社会を」全国集会が開かれました。
はじめに共同代表の狩野満男さんが、「星野さんの描かれた絵画に私たちの闘いを鼓舞激励する星野さんが生き続け、今日の情勢の中で新たな意味を持って発展しています」と、実質的な基調提起となる力強いあいさつを行いました。
星野国賠勝利!全国運動呼びかけ人の福島尚文さん、船木明貴さん、三浦正子さんは、改憲・戦争阻止の闘いと一体の星野闘争を、それぞれの立場から闘う決意を語りました。
岩井信弁護士は「被告・国は原告の務所の壁に穴をあける裁判にしていく」と語り、土田元哉弁護士と藤田城治弁護士も国賠裁判の勝利的局面を報告しました(詳報次号)。
休憩後、沖縄の金城幸男さんのビデオメッセージ、大坂正明さんのメッセージ、海外から国際連帯のあいさつが届いていることが紹介され、続いて、「刑務所医療の危険な局面と星野国賠訴訟」と題する龍谷大学法学部赤池一将教授の講演が行われました。講演は弁護団報告と一つになって刑務所医療の非人間的な全国の救援会を代表して、5月に結成された関西連絡会の吾郷春代さんが、70年沖縄闘争を越える実力闘争の時だと訴え、福島の長沢宏さんは「星野文昭さんだったらどうするだろう」と考え、3・11直後に立ち上がった精神を世界に発信する決意で闘ったと報告しました。
星野暁子さんが家族として、青年の闘いに星野さんが引き継がれていると発言しました。
集会の最後に事務局の神藤猛雄が「本日の全国集会の地平で新たな星野闘争を前進させましょう」と締めくくりました。
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星野新聞第128号 掲載
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