TOPページへ !
須賀さんの「刑の執行停止」求め
3・25横浜刑務所申し入れ行動
神奈川星野文昭さんを取り戻す会 高橋道子

 横浜刑務所への申し入れ行動には、代表の土屋翼さんと毎回参加しています。3月日、私たちは須賀陽子さん先頭に、参加者一丸となり、MRI検査を拒否し続ける刑務所当局を強く弾劾しました。そして、前回まで「お答えできません」の一点張りだった佐藤庶務課長補佐を立場的にも、心情的にも追い詰め、「一般論ですが、受刑者が満期の時に、健康で出られるのが私たちの使命です」と言わせたのです。
 しかし、それは実際の処遇と全く矛盾しています。検査拒否・治療放棄は違法であり、請願の扱いも不誠実で公務員としてあるまじきとせまりました。
 横浜刑務所から歩いて7、8分の場所に、私の職場であり、地域の拠り所でもある福祉共同作業所があります。作業所での絵画展を通して出会い、星野文昭さん・暁子さんに心を寄せる人も多く、その一人のNさんがこの間の横刑行動にも一緒に参加するようになりました。土屋さん、Nさん、私は正に地元からの決起です。
 共同作業所の仲間である精神障害者にとって、刑務所内医療は他人事ではありません。精神病院における拘束・拘禁、非人間的処置に通じるものだからです。須賀さんが耐えられない腰痛を抱えながら、同じ姿勢・懲役作業を強いられていることには胸が締め付けられる思いです。
 須賀さんの検査・医療を勝ちとる闘いは、全ての受刑者、「治安」の名の下に自由を奪われている全ての人たちの人権を守るための闘いと確信します。

星野新聞第126号 掲載