TOPページへ ! 

無実の大坂正明さんを解放せよ!

6・13東京拘置所包囲デモへ

 6月13日、無実の大坂正明さんの解放と鼻の治療を求め、東京拘置所包囲デモを闘います。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
 大坂正明さんは1971年11月14日、沖縄民衆の願いを踏みにじるペテン的な返還協定の批准に反対し、東京・渋谷でデモに立ち上がりました。機動隊員1人が死亡したことで、デモ隊のリーダーであった星野文昭さんや奥深山幸男さんらとともに「殺人罪」をでっち上げられ、46年間も不当な指名手配と闘い続けてきました。
 2017年の不当逮捕から4年、大坂さんは東京拘置所に勾留され続けています。4年もの長きにわたる国家権力の著しい人権侵害を許すことはできません。
 一つは、いまだに接見禁止が続けられていることです。50年も前の事件で「証拠隠滅のおそれ」などあるのか! 弁護団の接見禁止解除を求める当然の訴えを、裁判所は即日棄却しました。獄外の友人・支援者との交流をあくまで妨害しようとする国家権力を許さず、大坂さんへの限りない連帯と裁判勝利への決意を、東京拘置所包囲デモで示していきましょう。
 二つに、医療放置の問題です。鼻ポリープの悪化で鼻呼吸がほとんどできなくなった大坂さんが治療を求めているにもかかわらず、東京拘置所は「ここでは治療できない」と言い続けています。一般的な治療薬であるステロイド点鼻薬すら「扱っていない」という理由で処方しないのです。何の治療も行わない拷問的な処遇を許すことはできません。これは星野さんの国賠闘争とも一体の、獄中者の命と人権を踏みにじる国家権力との闘いです。東京拘置所を労働者民衆の怒りで包囲し、大坂さんの鼻の治療を実現しよう。
 沖縄全島ゼネストから50年、基地と戦争に反対する沖縄民衆の不屈の闘いは、改憲・戦争に突き進む日本政府の前に敢然と立ちはだかっています。沖縄民衆との連帯をかけ、星野さん・大坂さんらが闘った11・14闘争は、労働者民衆の力で社会を変える巨大な実力闘争として貫かれ、今日も私たちの闘いを根底で支えています。権力の憎しみを一身に受けながらも不屈の獄中闘争・裁判闘争を闘う大坂さんを私たちの力で取り戻そう。沖縄闘争を闘い、改憲・戦争を阻む闘いと一つに、大坂さんと団結し国家権力・東京拘置所を弾劾・包囲する6・13集会とデモを闘おう。
 〈コロナ×大恐慌〉情勢の中で民衆の怒りを解き放つ巨大な闘いを復権し、星野国賠勝利・大坂無罪奪還をかちとろう。
(大坂さん救援会)



星野新聞第115号 掲載