1971年11月14日、星野文昭さん、大坂正明さん、奥深山幸男さんはじめ、多くの青年労働者・学生は沖縄返還協定批准阻止の渋谷闘争を闘いました。若者たちが社会変革を求めて実力闘争に立ちあがった70年安保・沖縄闘争の頂点をなす闘いでした。あふれ出た民衆の社会変革へのエネルギーに恐怖した国家権力は、機動隊員一人の死亡を口実に「殺人罪」で闘いを抑え込もうとしました。星野さん、大坂さん、奥深山さんは、50年にわたりこのでっち上げ弾圧と闘い続け、渋谷闘争の歴史的地平を守ってきました。今年7月23日の五輪粉砕闘争では、全学連の若者たちが国立競技場前で機動隊の阻止線と対峙(たいじ)し、逮捕者を出しながらも式典弾劾闘争を闘いぬきました。実力闘争の思想がよみがえり、闘いがひきつがれています。
大坂さん救援会は8月28日、「救援会結成一周年 大坂さん奪還集会」を行います。この1年、大坂さんの命と健康を守る行動を積み重ねてきました。6・13東京拘置所デモで大坂さんとの団結をより一層深めました。不正義を続ける国家権力への怒り、50年にわたる闘いの勝利への情熱こそ私たちの原動力です。
復帰から50年、沖縄の最前線基地化がさらに進んでいます。「私たちが闘った50年前の闘争と、今日の沖縄の闘争は全く同質のものです。沖縄に基地を集中し、県民の平和への願いと生活を踏みにじる圧政に対する闘いは、50年前も今日も全く変わることはありません。今日の沖縄の闘いに応える一環として私の裁判があります」(昨年の救援会結成集会に寄せられた大坂正明さんのアピール)。
裁判開始情勢が煮詰まっています。コロナ禍に怒れる労働者民衆の闘いを力に、大坂さんへのでっちあげ弾圧に勝利しよう。8・28大坂さん奪還集会から大坂さん奪還闘争を圧倒的に強めよう。星野・大坂・奥深山一体で勝利しよう
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星野新聞第118号 掲載
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