大坂正明さん救援会は8月28日、結成一周年集会を開催しました。コロナ感染爆発情勢の中、東京拘置所を荒川の対岸に臨む「足立区生涯学習センター」講堂に92人が集まり、力強く大坂さん奪還を誓いました。
大坂正明さんは1971年11月14日、星野文昭さん、奥深山幸男さんらとともに沖縄返還協定批准阻止の渋谷デモを闘いました。
「殺人罪」でっち上げ指名手配と46年にわたって闘いぬき、2017年に不当逮捕・起訴されました。現在、東拘の独房で闘いぬいています。
大坂さんは集会へのメッセージで「沖縄闘争と固く連帯して闘いぬき、菅政権を打倒しよう。救援会の闘いに励まされ、4年を超える未決勾留・接見禁止にも滅入ることなく裁判闘争を迎えられる」と訴え、満場の拍手で確認されました。
連帯あいさつにたった星野暁子さんが「沖縄闘争を闘った星野・奥深山・大坂の闘いは一体。権力の弾圧に仁王立ちしている大坂さんとともに闘い、必ず取り戻そう」と訴えました。迎賓館・横田爆取でっち上げ裁判元被告の十亀弘史さんは権力のでっち上げを弾劾し、救援連絡センターと入管闘争を闘う仲間が劣悪な監獄医療の変革、獄中者との連帯を訴えました。
小泉義秀事務局長が「獄壁を超えた団結を作り上げた1年だった。東京拘置所への度重なる申し入れ行動などを闘ってきた」と闘いの前進を振り返り、「毎月の宣伝カー行動を闘い、接見禁止解除と医療を迫ろう」と基調提起しました。
星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の狩野満男さんが「50年を経て、今なお大坂さんに弾圧がかけられている。渋谷闘争の勝利性を確信し、大坂さん奪還を正面課題に据えて闘おう」と訴えました。
「大坂さんへの起訴は違法」という意見書を裁判所に提出した刑法学者の船山泰範先生が、この1年間に救援会と積み重ねた学習会の内容を報告しました。
西村正治弁護人は、4年にわたった公判前整理手続が大詰めを迎えていると報告。山本志都弁護人は「取調室で少年を親に殴らせてでっち上げ調書を作成した中津川元検事は『何も覚えていない』ことを証言しようとしている」と検察側立証計画を弾劾しました。藤田城治弁護人は「裁判員裁判から除外させよう」と訴えました。
最後に、東京労組交流センター、婦人民主クラブ全国協議会、全学連、呼びかけ人の山本敏子さんと飯島幸雄さんが、大坂さんへの熱い思いと絶対に取り戻す決意をアピールしました。
11月28日、渋谷闘争50周年集会を星野・大坂・奥深山一体で勝ち取ろう。
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星野新聞第119号 掲載
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