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横浜刑務所へ申し入れ
須賀さんを医療センターへ移監せよ

家族と共に「須賀さんの健康守れ」と申入

 7月12日、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会は、下獄して3年半になる須賀武敏さんへの医療を要求して、横浜刑務所への申し入れを、家族をはじめ10人で行いました。
 須賀武敏さんの「腰椎すべり症からくる脊柱管狭窄症」の悪化に関し、すでに1年前に東日本成人矯正医療センター(以下、医療センター)でMRI検査を行い、その結果、医療センターへの移監を横浜刑務所として決定しました。ところが今もって、移監が実施されません。その結果、須賀さんの症状は悪化しています。私たちは、以下の3点を申し入れました。
①横浜刑務所として、医療センターに速やかな移監の実施を促すべき。
②改めてMRI検査を早急に実施せよ。
③医療センターへの移監が実施されるまで、一時的に養護工場としての運用がなされている刑務所(具体的には府中刑務所を想定)へ
の暫定移監を行え。
 医療センターが、全く移監を受け入れようとしない中、移監を決定した横浜刑務所の責任として医療センターに実施を急ぐように催促せよと迫ったのです。当局は庶務課長が対応し、ただただ「承りました。ちゃんと伝えます」と言うのみでした。
 須賀さんの腰の状態は非常に悪く、工場での懲役作業は限界です。最近の整形外科医の診察では、左足の悪化が指摘されています。右足に比べ細くなっており、筋力が弱く、感覚もほとんどない状態です。転倒の危険性があるとのことで、通常受刑者はサンダルですが、「医療用シューズ」を履くことを許可されました。また、屋外運動の際には歩行器を使って歩いています。
 受刑者の命と健康をないがしろにする獄中医療を許さず、獄内外一体となって闘いましょう。 (内藤雄二)

星野新聞第118号 掲載