TOPページへ !
刑事・入管施設でコロナ感染
命を守れと連続行動


千葉刑務所当局は正門を閉ざし、最後まで申し入れ行動参加者を敷地内には入れなかった(2月24日)
千葉刑務所申し入れ行動
コロナ禍で受刑者殺すな

三里塚現闘 岸 本 豊 和
 2月24日、救援連絡センターを中心に迎賓館・横田爆取裁判の完全無罪をかちとる会、大坂救援会、星野再審会議などが加わり、コロナ感染でクラスターが発生している千葉刑務所への申し入れ行動が行われました。三里塚からは3人が参加しました。
 参加者全員での打ち合わせの後、申し入れを午後2時から行う予定でした。しかし、正門は閉鎖され、刑務官10人ほどが正面を固め、全員が敷地内に入り申し入れが行えた横浜刑務所と違い、門を挟んでの対応をしてきました。車で訪れる面会者や食材などを運ぶ車などがひっきりなしに出入りする中、庶務課長という人物が対応してきました。最初、名前も名乗らなかったので全員で弾劾したところ「媛田(ひめた)」と名乗りました。横浜刑務所での対応を説明し、全員を中に入れるべきだと追及しましたが、「所長の決定だ」と言って全く聞き入れません。そこで、各人がそれぞれ「感染者への対応はどうなっているのか?」などと40分以上にわたり追及、弾劾しました。
 2月21日現在で千葉刑務所では受刑者85人など計94人もの感染者が出ているとされています。今後もさらに感染者は増える可能性があります。千葉刑務所での感染は刑務官から受刑者に広まったにもかかわらず、刑務官には防護服が支給されるのに、被収容者にはマスクが十分に支給されていません。その上、暖かい食事が出ず、入浴もままならない状況です。運動もできないため被収容者の免疫力は低下するばかりです。獄中者の命を危険にさらすことは絶対に許されないことです。
 7点にわたる要求を読み上げて、必ず実行し、再び訪れた時に文書で回答するように迫りました。全員で横断幕を掲げ、「コロナ禍で受刑者を殺すな!」などとシュプレヒコールをして、申し入れ行動は終了しました。そのあと、全員で千葉駅前で1時間ほどの街頭宣伝活動をおこないました。

星野新聞第113号 掲載