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71年11・14沖縄闘争50年
星野暁子さん発言
若き全学連に希望がある
 今年は1971年11・14沖縄返還協定批准阻止の渋谷闘争から50年です。今映像で見ていただいた沖縄全島ゼネストは、この4日前にうちぬかれました。
 11・14渋谷闘争は、この沖縄全島ゼネストに何としても応えるものとして、星野文昭、奥深山幸男さん、大坂正明さんら若い労働者・学生が、命がけで実力闘争に立ち上がり、「沖縄返還協定批准阻止」を政府に突きつける金字塔を打ち立てた闘いです。
 生前文昭は、「革命を目指して生き、途上で亡くなることがあっても、自分は礎になる。若い人たちが後を継いでくれる」と明るく語りました。文昭と私が一緒に生きた35年は、希望を紡ぎだして生きた35年でした。全学連の皆さんが、渋谷闘争を「正義の闘い」として継ぐことを鮮明にしてくれていることに勇気づけられています。
 先日14日、宮古島の陸上自衛隊駐屯地保良(ほら)訓練場へ弾薬の搬入が、地元住民の抗議を無視して強行されました。沖縄以外のマスコミは一切沈黙でした。沖縄ゼネストと渋谷闘争から50年、米日による中国侵略戦争突進は、最前線の沖縄を一大焦点に押し上げています。分断を打ち破って、日米安保体制を粉砕し、私たち自身の闘いとして沖縄闘争を闘い、岸田政権を倒しましょう。
 国賠訴訟勝利で、受刑者の処遇改善を勝ち取りたいと思います。その勝利は闘うすべての人を勇気づけ、社会のあり方を変える道を開くと思います。
 文昭は、私のため、皆のために生きるすばらしい生き方と200点の絵画を残してくれました。愛のために書いた膨大な手紙も残っています。いつも笑顔だった奥深山さん、5年目の獄中闘争に入ろうとしている誠実な大坂さん、一体の闘いです。頑張りましょう。

星野新聞第122号 掲載