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大坂さんに声を届けよう
11・28東拘包囲デモを闘おう

10月19日、大坂さん激励差し入れ行動と第7回東京拘置所申し入れ行動。
全学連と星野文昭取り戻そう!東京連絡会の仲間が参加。大坂さんの鼻の治療とコロナ対応を強く求めた
11月28日、大坂正明さん救援会と東京労組交流センターは第2回東京拘置所包囲デモを闘います。多くのみなさまの参加を訴えます。

 大坂正明さんは1971年、ペテン的な沖縄返還協定の批准に反対して、11・14渋谷デモを星野文昭さん、奥深山幸男さんらと共に闘いました。デモ隊との衝突で機動隊員が死亡したことをめぐり「殺人罪」をでっち上げられ、46年もの間指名手配と闘ってきました。不当逮捕・起訴から4年半、今も東京拘置所の独房で闘い抜いています。
 大坂さんは獄中で鼻ポリープが悪化し、2年ほど前から鼻呼吸ができない状態に陥りました。東京拘置所に治療を求めていますが、東拘は一貫してこれを拒否しています。「ここでは手術できない」「ステロイド点鼻薬は扱っていない」という対応は、獄中者の命と健康をないがしろにするもので、絶対に許せません。
 コロナ禍の中、多くの労働者民衆が「自宅療養」という名で治療を拒否され命を奪われてきました。星野さんはがんを放置され、ずさんな手術で虐殺されました。ウィシュマさんは名古屋入管で命を奪われました。被収容者の命、労働者民衆の命を軽く扱う国家権力を断じて許さず、私たち労働者民衆の力で獄中医療の変革=根底的な社会変革を実現しましょう。
 大坂正明さん救援会は、東京拘置所と裁判所に対して繰り返し申入行動を闘ってきました。6月13日には東京労組交流センター、救援連絡センターと共催で東京拘置所包囲デモを150人の結集で闘いました。この時、大坂さんから「デモの声が聞こえた」と喜びの声が届き、獄壁を越えた団結が強まりました。
 11月28日の第2回東拘包囲デモは、大坂さんの治療を拒否する東拘を弾劾するとともに、接見禁止を実力で打ち破るデモです。大坂さんに呼びかけ、東拘に迫り、労働者民衆の力で大坂さんを奪還しましょう。

渋谷闘争50周年集会と一 つの闘い
 デモの後、午後2時から「渋谷闘争50 周年」の集会が、東京拘置所にほど近い「かめありリリオホール」で開催されます。集会実行委員会には星野全国再審連絡会議、大坂正明さん救援会、奥深山さんの免訴を実現する会と星野国賠に勝利する全国運動の4者が集いました。50年前の11・14渋谷デモは、多くの労働者民衆が立ち上がった70年安保・沖縄闘争の頂点をなす闘いでした。星野さん、大坂さん、奥深山さんらは国家権力の憎しみに満ちた政治的な報復弾圧を一身に引き受け、弾圧と闘い抜いてきました。大坂さんは今、44年間の不屈・非転向の獄中闘争の末に獄死させられた星野さんの闘いを引き継ぎ、裁判に勝利する決意を明らかにしています。
 岸田新政権による中国侵略戦争への動き、改憲・戦争への衝動が激しく強まっています。50年間弾圧と闘いぬき改憲・戦争を阻止してきた力を総結集し、みんなの力で大坂さんを奪還し、星野国賠に勝利しよう。(大坂正明さん救援会 杉浦文俊)


星野新聞第121号 掲載