「闘う労働組合の全国ネットワークを作ろう! 新自由主義を終わらせる労働運動を再生しよう!」と呼びかける11・7全国労働者総決起集会は、日比谷野外音楽堂に全国から2150人が駆けつけて元気に闘いとられました。
岸田政権は改憲、敵基地攻撃能力、軍事費の2倍化等を叫んでいます。先の衆議院選挙はこの岸田政権に対する野党の無力性を明らかにしました。これに対して労働者集会は、自分たちの力で社会を変えよう、広範に労働者の団結を拡大し、その力で岸田政権を追い詰めようという怒りと熱気があふれる集会となりました。
全国金属機械労組港合同、全日建運輸連帯労組関西生コン支部、動労千葉の団結は全く揺らいでいません。連帯のあいさつとして東京・過労死を考える家族の会から、いまだ続く過労死を強制し続ける資本・当局と断固闘い続けようとアピールされ、利潤追求のために労働者をこき使うことしか考えていない資本に改めて怒りが沸き上がりました。国鉄闘争はJRを裁判の場に引きずり出すところにまで来ていると報告があり、闘争の前進を感じるものとなりました。
改憲・戦争阻止!大行進の高山俊吉弁護士が米中対決で緊張する東アジア情勢のもとで策動する岸田政権の戦争攻撃を厳しく弾劾し、闘いを強力に推し進めようと訴えました。各地の改憲・戦争阻止!大行進の団体からはそれぞれの闘いを生き生きと報告する発言が相次ぎました。最後に星野暁子さんと土田元哉弁護士が発言に立ちました。
暁子さんは、「徳島刑務所は検査を遅らせただけではなく、懲罰をかけて仮釈放にならないようにし向けた。そして『今後は星野暁子を絵のモデルにすることを禁止する』と言ってきた」と徳島刑務所の卑劣で意地の悪い攻撃を糾弾しました。また、「東日本成人矯正医療センターでは手術後、再開腹して止血していれば100%に近い確率で助かった。ウィシュマさんを殺した入管施設の変革と共に獄中医療を根本から変えていこう」と訴えました。さらに「今年は1971年11月14日の沖縄返還協定批准阻止闘争から50年。星野文昭、大坂正明さん、奥深山幸男さんにかけられた攻撃は、今日の闘いに向けられたものだ。中国侵略戦争へと突き進む岸田政権を許さない。11月28日全国集会への結集を」と訴えました。
続いて土田弁護士は「星野国賠訴訟は国家による受刑者への医療放棄を弾劾する裁判です。星野さんは徳島刑務所で巨大な肝細胞がんになるまで放置され、最大で14センチ、1700グラムにまでなってしまった。東日本成人矯正医療センターは手術後、ICUではない『回復室』なるところに入れ、血圧が低下し、術後出血しているのに気が付いたのは翌朝だ。それでいて『もはや開腹して止血するのは無理だ、その処置は当然だ』と居直っている」と強く弾劾しました。
ビルマ市民労働組合、滞日・在日外国人労働者が多数、壇上に上がり国際連帯で闘おうと訴えました。 集会後、銀座、東京駅と道行く人々にアピールしてデモ行進をしました。
星野さんが終生訴えた「人間が人間らしく生きられる社会」の実現に向けて社会を変えましょう。11・28全国集会に集まり、星野さん、奥深山さんの闘いを引き継ぎ、大坂さんと団結して闘いましょう!
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星野新聞第121号 掲載
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