TOPページへ !
1971年渋谷闘争から50年
11・28全国集会に集まろう
 11・7全国労働者総決起集会の成功の上に、11月28日、渋谷闘争50年全国集会を成功させましょう。集会に先立って大坂正明さんに連帯する東京拘置所包囲デモも行われます。星野国賠訴訟は医師の意見書提出をもって本格的な攻防に入っています。改憲・戦争阻止の一翼を担って前進しましょう。

 11・28全国集会の実行委員会が10月23日に開かれました。星野再審会議・共同代表の狩野満男さんの提起(要旨別掲)を基に、大坂正明さん救援会、改憲・戦争阻止!大行進等が参加して熱心な討議を行いました。1971年11月14日に闘われた渋谷闘争から50年、この闘いの歴史的意味を捉え返し、引き継ぐ全国集会に集まってください。
 あの日、渋谷の街は闘いの炎に包まれました。沖縄返還協定の国会批准が目前に迫る中、沖縄では11・10全島ゼネストが闘われました。これに連帯し、批准強行を阻止するために労働者学生市民たちが立ち上がったのです。
 当時の佐藤栄作政権は1万2千人の機動隊で渋谷の街を制圧し、戒厳令のような状態にして労働者民衆の闘いを圧殺しようとしました。星野文昭さん、大坂正明さん、奥深山幸男さんらを先頭に青年労働者や学生たちは、渋谷に突入して数万の大衆と合流して深夜まで闘いぬいたのです。この闘いは、米軍政からの解放を求めて本土復帰・基地撤去を掲げて闘う沖縄の人々と連帯した、二度と戦争を許さないための決起でした。

星野国賠訴訟と弾圧反対の闘い
 佐藤政権は、渋谷闘争を頂点とする70年安保・沖縄闘争の爆発に恐怖し、機動隊員の死亡を理由にでっち上げ弾圧をかけて来ました。無実でありながら星野さんは無期懲役とされ、奥深山さんは獄中で発病して裁判が停止されたにも関わらず死ぬまで「被告」の座から解放されませんでした。大坂さんは50年も前の事件で逮捕起訴され、東京拘置所に4年を超えて拘束されています。
 星野さんは2019年5月30日、肝臓がん切除手術のわずか2日後に獄死させられました。2020年2月21日、星野暁子さんら家族3人は獄死の真相を解明し責任を取らせるための国家賠償請求訴訟を開始しました。
 星野国賠闘争は、徳島刑務所と東日本成人矯正医療センターの責任を追及し、星野さん獄死が殺人に等しい国家犯罪であることを明らかにするものです。すべての人間が人間らしく生きられる社会をつくることを訴え、獄中44年を不屈に貫いた星野さんの闘いを引き継ぐものです。

大坂正明さんを絶対取り戻そう
 星野さん、大坂さん、奥深山さんたちの闘いは、半世紀にわたる沖縄との団結を貫き、戦争攻撃と対峙(たいじ)しています。日米政府の対中国対決で台湾海峡、東アジアをめぐる激しい軍事的緊張が生じています。中国への最前線としてミサイル基地など軍事拠点として沖縄は再び戦場にされようとしています。
 大坂さんは4年以上接見禁止が続き、面会も手紙のやりとりもできず、鼻ポリープの治療も拒否されています。28日には、これを打ち破って大坂さんと団結する東京拘置所包囲デモが行われます。
 星野さんたちの闘いを引き継ぎ、改憲・戦争阻止の闘いに立ち上がりましょう。11・28全国集会に集まってください。

星野新聞第121号 掲載