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11・28渋谷闘争50年集会成功を
11・7労働者集会に集まろう
 10月1日、「星野国賠に勝利する全国運動」の呼びかけ人会議が開かれ、11月7日に開かれる労働者集会と11月28日の渋谷闘争50年集会を一体で成功させようと論議しました。衆議院解散・総選挙一色を打ち破って、あらゆる怒りと運動を大合流させ、新たな闘いの発展を切り開きましょう。

 10月1日、東京都港区の生涯学習センターばるーんにおいて、「星野国賠に勝利する全国運動」の呼びかけ人会議が開催されました。呼びかけ人と星野再審会議共同代表の星野暁子さん狩野満男さんらが参加して熱心な討議を行いました。伊部正之さん( 福島大
学名誉教授)からはメッセージが寄せられました。
 前半は国賠訴訟についての討議です。金元重さん(国鉄闘争全国運動)は「土田元哉弁護士の報告を聞き国賠訴訟を理解できた」と発言し、国賠に勝利する意義を語りました。
 一定の確率で発生することが分かっている術後再出血に対する備えもなしに手術を強行したことは、殺人にも等しい国家犯罪です。
 後半は運動方針、とりわけ11・7労働者総決起集会と11・28全国集会を一体でどう実現していくかを討議しました。
 金さんは「法廷を包むような運動をどうつくっていくか」と問題提起し、福島尚文さん(ジャーナリスト)は「星野さんのことはまだまだ知られていない。出版界にも呼びかけよう」と訴えました。船木明貴さん(大行進神奈川)は「大行進運動の中で星野闘争が果たす役割は重要だ」と強調しました。
 なつし聡さん(冤罪犠牲者の会)は「国連人権理事会に訴えて改善勧告を出してもらっては」と提起しました。三浦正子さん(婦人民主クラブ全国協議会)は「婦民の本部の目の前が相模補給基地があり、米軍と対峙(たいじ)して闘っている」と強調しました。
 目前に迫った11・7労働者総決起集会は、10月4日に発足した岸田政権に対して選挙という枠を越えて燃え上がる労働者民衆の怒りを都心の集会・デモとして爆発させるものです。星野文昭さんは毎回熱烈なメッセージを送り、星野暁子さんがアピール行って来ました。全力で参加して成功させましょう。
 今年は、1971年11月14日の渋谷闘争から50年です。星野文昭さん、大坂正明さん、奥深山幸男さんらは何を目指して闘ったのでしょうか。
 当時の佐藤政権が進めた沖縄返還政策は、沖縄の労働者民衆の願いをかなえるかのようなポーズを取りながら実はこれを踏みにじるものでした。米軍基地は撤去どころか強化され、今日では辺野古新基地建設まで強行されています。同年11月10日には沖縄全島ゼネストが闘われました。
 11・14渋谷闘争は、沖縄・本土の分断を打ち破って闘われました。その意義を明らかにする集会に集まってください。

星野新聞第120号 掲載