2021年星野全国総会を、前日の大坂さん救援会集会と一体で成功させましょう。国賠訴訟に必ず勝利し、沖縄闘争と連帯し、絵画展をさらに開催して広範な労働者・民衆の怒りと結びついて、星野闘争の新たな発展を切り開きましょう。9月9日、第7回口頭弁論・法務省弾劾デモに集まろう。
星野文昭さんが無念にも獄死させられてから2年余り、星野さんを奪われたことはあまりにも大きな事態でした。この40年間、全国の救援会は心を一つにして、星野さんを取り戻すために闘ってきました。2017年から19年にかけては、更生保護委員会闘争に総決起しました。そして中心軸を奪われた中で、星野闘争をどのように闘うのか苦闘を続けてきました。
星野闘争発展の新たな方向示す 星野さん獄死2年となる今年の5・30全国集会は、新たな星野闘争の方向を示しました。
その第一は、星野国賠訴訟です。44年間の獄中闘争を不屈に闘いぬいた星野さんがなぜ無残にも獄死させられたのか、私たちは真実を解明し責任を取らせるために徹底的に闘い、絶対に勝利しようと決意しました。そのために昨年、「星野国賠に勝利する全国運動」も発足しました。
第二は、沖縄との連帯です。1971年、日米政府が強行した返還政策は、沖縄の労働者民衆の願いを踏みにじり、米軍基地を永続化した上、自衛隊まで進出するものでした。星野文昭さん、大坂正明さん、奥深山幸男さんらは、沖縄・本土の分断を打ち破り、11・14闘争を闘いました。
辺野古新基地建設を許さず、南西諸島における自衛隊基地建設を阻止して、沖縄の闘いと固く団結して全国で基地反対闘争に取り組みましょう。
第三は、広範な労働者・民衆の怒りと結びついていくことです。コロナ感染症拡大とオリンピック強行は、人間社会のあり方を破壊する新自由主義の本質をあばき出しました。星野さんが終生訴えた「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現に向かって、改憲・戦争阻止等、広範な怒りと結びついて闘っていきましょう。
絵画展を全国でさらに広げよう
約200点の絵画は、星野さんが残した最大の財産であり、武器です。コロナ下でも開催される全国の絵画展には、今も新しい来場者があり、出会いがあります。絵画展をさらに拡大し、新たな星野闘争を発展させましょう。
第7回口頭弁論法務省弾劾デモ 9月9日、東京地裁において、第7回口頭弁論が開かれます。裁判体更新に伴い、原告である星野暁子さんと弁護団が意見陳述を行います。傍聴席も一体となって、星野さんを獄死させた国家犯罪に怒りを突き付けましょう。
終了後は法務省弾劾デモを闘います。星野さんを殺した国家権力への怒りをぶつけよう。
|
星野新聞第118号 掲載
|