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星野さんの不屈の闘いを紹介
トルコから連帯メッセージ

 
2021年新年アピール
 トルコの国際労働者連帯協会(UID - DER=ウイダール)協会は、労働組合も基本的人権も認めないエルドアン独裁政権による弾圧と不屈に闘い、全世界の労働者に団結を呼びかけています。年頭に届いた、動労千葉へのメッセージの中で、星野文昭さんへの想いを熱く語っています。
     ◇

 親愛なる動労千葉のみなさん、私たちは厳しい年をあとにしました。(略)
 格差の拡大など社会的な問題が拡大しています。しかしその中で、多くの国々で労働者が生きるための要求と展望を掲げ闘いに立ち上がっています。間違いなく世界的規模で労働者が闘いに立つ日がやってきます。階級と搾取の無い、平和で幸福に満ちた世界を建設することは、この新たな時代にその可能性が一層強まっています。
 このためにこそ、私たちは歴史的な楽観主義とそのための闘いを強化させていく義務があります。闘いの新年を準備するに当たり、私たちUID - DERはこれらの真実を、闘うトルコの労働者に思い起こさせたいと考えました。そこで私たちはライブビデオ・プログラムを配信しました。この中で世界中の同志たちの闘いを収録しています。
 私たちは闘いの詩と歌を掲載しました。アンカラの女性労働者同志によって書かれた詩のために作成したビデオで、私たちが昨年別れを告げた星野文昭さんの希望に満ちた絵画を使わせてもらいました。以下がそのビデオの推薦文です。
 「ビデオの中の希望に満ちた絵画はフミアキ・ホシノ作だ。彼は、階級、搾取と戦争の無い世界の実現のために、全力で彼の青年時代を労働者階級の闘いに注いだ。そして、唯一その理由で、彼は非情な日本支配階級によって44年間獄中に囚われた。彼は、2019年5月30日、獄中で死去した。享年73であった」
 「彼は闘いの信義を守り、生きることの喜びを持ち続けた。彼は、彼の心の豊かさを映し出しながら、希望に満ちた生き生きとした色彩で絵画を制作した。彼の絵画は私たちに以下のように言っている。『生があれば希望がある。闘いがあれば希望がある』アンカラの女性同志は詩の中で次のように言う。深く暗い夜の後の明るい太陽を夢想する人にとって希望と生の喜びは尽きることはない」

私たちの歌はまだ歌われていい
                   アンカラの女性労働者
ゆっくりと色あせる花がある
花は手つかずのままだ
だけど私は、今もなお色鮮やかな花
壇を夢見る
憎しみに満ちた心がある
愛を奪われて
しかし希望がある
限りの無い希望
私は依然として太陽を夢見る
深い暗い夜の後に輝く
声に出して言わない人たちがいる
舌や歯がロックされたように
そして「何も変わらない」という人
たちがいる

希望を失って
涙の川が流れる
一粒、一粒、涙が合わさって
これらに関わらず、苦悶に抗する
人々がいる
ただ言うだけでは来ない美しい日々
がある
私はその日々を夢見る
口ずさむ自由の歌と共に
闘いへの合流を呼びかける
私たちの歌はまだ歌われていない
私たちの夢はまだ実現していない
しかしこの夢は間違いなく達成される

星野新聞第111号 掲載