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4月26日           
「天神峰カフェ」で星野モニュメント建立


 星野モニュメント建立を共に担った仲間たち。星野文昭さん
に国賠勝利と農地死守を誓った(4月26日 成田市天神峰)

 6月22日、東京地方裁判所において国家賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が開かれます。いよいよ本格的な国賠闘争が始まります。
 4月26日には三里塚の天神峰カフェに参加し、「星野文昭ここに眠る」と刻まれたモニュメントを建立することができました。参加した人は花をたむけ、星野さんの意思を継いで闘うことを誓いました。
 5月24日に予定していた「星野文昭さん追悼1周年集会」は、四谷区民ホールの休館延長によって中止せざるを得なくなりました。6月22日の第1回口頭弁論に向かって国賠闘争をどう発展させるかを確認する重要な集会であっただけに残念です。
 また5月30日に行う予定だった安養院への納骨も11月に延期になりました。5月上旬に計画されていた、香川、愛媛、沖縄の絵画展も相次いで中止となりました(香川は5月24日~26日に開催決定)。
 国賠闘争は緊急事態宣言とその延長をめぐる攻防の中で展開され、安倍政権による生活と生命の破壊、改憲・戦争攻撃と真っ向から闘うものとなります。
 安倍首相は5月3日の憲法記念日に「美しい日本の憲法をつくる国民の会」にビデオメッセージを送りました。緊急事態条項を盛り込んだ憲法改悪の意義を語り、「決してたやすい課題ではないが、皆さんとともに成し遂げていく」と決意を表明しました。
 コロナ危機が進行する最中に、安倍政権に忠誠を誓う黒川弘務東京高検検事長を検事総長にするための検察庁法改悪を強行しようとしています。これに対して「まるで火事場泥棒だ」と怒りの声があがり、反対のツイートがあっと言う間に680万を超えました(5月12日現在)。
 
 コロナ危機と世界大恐慌は、40年以上続いてきた新自由主義の命脈が尽きていることを示しています。安倍政権が巨大企業の保護のみを優先し、労働者民衆の生活も生命も踏みにじろうとしていることは隠しようもありません。
 緊急事態宣言の延長と自粛の強要による、倒産、雇い止めや失業、医療崩壊の中で苦しみ、生きて行けない現実に突き落とされている労働者民衆がいたる所から怒りの声をあげ、決起を始めようとしています。
 星野さんは44年の獄中闘争を不屈に貫き、「すべての人間が人間らしく生きられる」社会の実現を訴えてきました。星野さんを獄死という形で奪われたことは痛恨の極みであり、簡単なことではありません。しかし星野さんの存在と闘いが国賠闘争という形をとって、労働者民衆の決起と一つになる時が来たのです。この国賠闘争を闘う中においてこそ「100万人の星野文昭」をつくり出して行きましょう。
 5月30日に開かれる、星野文昭さん逝去1周年の集いを成功させよう。


星野新聞第99号 掲載