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横浜刑務所が須賀さんを「懲罰房」に隔離
須賀武敏さんへの戒告処怒り
闘いが不当な規則を変えさせた

 須賀武敏さんは迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判で懲役11年とされ、18年に下獄し、横浜刑務所で闘っている。本年1月24日の「矯正指導日」の自習時間に『朝日新聞』を読んだことを理由に「懲罰房」に入れられ、懲罰のための審査が行われていた。2月10日に審査委員会が行われ、11日に「戒告」処分とされた。朝日新聞を読んだだけで17日間も懲罰処遇が強制されるなどフザケルナ!
 さらにこんなことで「処分」するなど断じて許せない。この間、須賀さんは「腰椎変性すべり症」を悪化させ、動悸と息苦しさが続き、体調を崩さざるをえなかった。なんという非人間的で不条理な国家暴力か。命も人権も踏みにじって恥じない刑務所の在り方に心底から怒りが沸き上がる。しかし、須賀さんの断固たる闘いによって、横浜刑務所は「矯正指導日」に『朝日新聞』を読んでもいいと規則を変えた。さらに、須賀さんが要求した健康に関する検査を全て認めた。他の受刑者から「須賀さんの勝利ですね」との声があがっている。
 須賀さんと一体に、再審弁護団・家族・救援会が闘った。須賀さんは「受刑者は当局の獄死攻撃と必死に闘い抜いています。私も獄中医療処遇の改善のために覚悟を決めた」と言っています。星野国賠を、須賀さんと一体で闘おう。


▼須賀武敏さん
 1987年、十亀弘史さん、板垣宏さんと共に迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧で逮捕・起訴。16年間の未決勾留をはねのけ、04年東京地裁で無罪判決。控訴され、差し戻し審を経て実刑11年が確定した(残刑8年3月)。18年2月に下獄。現在再審請求に向けて準備中。

星野新聞第96号 掲載