「11・23星野文昭さんの獄死を許さない全国集会」にお集まりの皆さん。香川の高橋です。本日は本集会に参加すべく予定しておりましたが、私の職場に関係する方が新型コロナに感染したこともあって、本日の参加を見合わすことになりましたことを心よりお詫びいたします。
星野闘争は、私たちを闘いの原点に戻してくれました。人間が人間らしく生きることのできる社会の建設を自ら実践することこそ、星野精神そのものです。私たち香川の仲間は、2回の高松での全国集会を頂点とした2018年の闘いにおいて、文昭さん、暁子さんやご家族のみなさん、そして全国の仲間の方々が星野闘争にかける姿を直接、肌で感じました。全国の皆さんと共に闘わせて頂いたそのかけがえのない経験こそ、その後の私たちの闘いのあり方や人生を決定づけています。文昭さんは、自ら描かれた絵画を通して、人間として生きることの誇りとよろこび、そして不屈に困難を乗り越えることを私たちに教えてくれ続けています。ですから、いま、この瞬間も、私たちと共にあります。
もちろん、国家権力によってかけがえのない彼の肉体が失わされたことの大きさについては、国家権力、とりわけ安倍前首相や菅政権に絶対にその責任を取らせるつもりです。それを労働運動の力でやり抜くことを決意した私たちは、星野絵画展をより発展させて取り組みながら、コロナ危機のような新自由主義との闘いを、労働組合運動の実践として取り組んできました。「実践こそ創造の母」と動労千葉の関委員長は、今年の11月集会にて発言されましたが、まさしくその通りです。
学校における超長時間の時間外労働に対する業務削減の闘い、コロナによる労働強化を許さない闘い、文科省・教委による新自由主義教育の強制に反対する闘い、そして、そのような闘いを一切放棄して、教委にすり寄ることばかり腐心している体制内労組指導部との闘い。その闘いに呼応して、青年もまた解雇撤回の闘いや県労働委員会闘争に積極的に取り組んでおります。本当に、日々が、生きるための闘いです。
そして、闘いはいつも順風満帆ばかりではありません。それどころか、むしろあらゆる困難がいつも一度に押し寄せてくるようです。しかし、文昭さんの絵を見ると、時間が止まるのです。時を超えた何かに触れたような気がして、明日を生きようとする決意が湧いてくるのです。
年明けの1月8日から11日まで、高松市美術館にて星野絵画展を開催します。香川では、一年の始まりは星野絵画展から始まります。私たちが絵画や闘いの中で感じ取った文昭さんの思いを、自らの心の中に甦らせて絵画展を大成功させたいと思います。本日も、美術館近くの、あのパレードをした繁華街にて街頭宣伝をおこなってきました。
星野国賠勝利!文昭さんの無実を勝ち取り、大坂さんを取り戻す2021年を、全国の皆さんとともに心をひとつにして闘います。ともに団結してがんばりましょう!
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