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11・1集会での星野暁子さん発言
全国運動の発展で勝利を


11・1集会で発言する星野暁子さん(日比谷野音)

 星野文昭が殺されてから、1年半が過ぎました。11月14日に安養院に納骨します。お墓カンパありがとうございました。
 徳島刑務所と東日本成人矯正医療センターの文昭の死に対する責任を問う国家賠償請求訴訟が本格的段階に入っています。徳島刑務所は、一昨年の8月文昭が倒れて以降食欲不振と体重減少を訴えても検査をしなかったのです。昨年の3月1日、ようやくのエコー検査から4月18日の医療センターへの移動までの魔の47日間、徳島刑務所が何をしていたのか明らかにせよと求釈明として出しました。徳島刑務所は、巨大な腫瘤(しゅりゅう)があることがわかってからも、本人にも四国地方更生保護委員会にも知らせませんでした。明らかに違反しています。
 医療センターは、術後文昭を看護師が常駐しているICUではなく「回復室」に入れ 、当直医以外の担当医はみな帰ってしまい、担当医を呼び出すオンコール体制もなかったのです。危険なショック状態にあった文昭に、その場しのぎのエフェドリン(低血圧抑止剤)を注射しただけで、止血を行い、輸血、輸液、腹部エコー検査や血液検査など、適切な治療をしなかったのです。そのうえ、午前1時5分から5時3分まで看護師の巡回すらなかったのです。星野国賠に勝利する全国運動を立ち上げていきます。
 菅政権は、学術会議の任命拒否について、学問の自由を犯すにとどまらず、「10億円の税金を投入しているから国の言うことを聞け」という攻撃としてかけてきています。これを許せば、「税金を投入しているから戦争反対の教師を許さない」こういうことも可能になってしまう攻撃です。


星野新聞第109号 掲載