TOPページへ ! 
大坂正明さんの健康を守れ
11・10東京拘置所へ申し入れ

 11月10日、大坂正明さん救援会は東京拘置所に対する2回目の申し入れ行動を行いました。小泉義秀事務局長を先頭に、呼びかけ人や星野暁子さんを始め東京の星野救援会の方々13人が集まりました。最初に大坂さん激励差し入れ行動を皆で行っていると、にわかに警備が厳しくなりました。「大坂さんが喜んでくれるだろうか」と語り合う私たちと、緊張した面持ちの警備員。大坂さんへの差し入れ行動一つ一つが国家権力との闘いです。
 8月の申し入れ行動から3カ月、大坂さんの鼻ポリープは呼吸器科の医師が処方したぜんそく薬の「副作用」で少し縮小したとはいえ、肝心の耳鼻科医は何の治療も行っていません。一般的な治療法であるステロイド点鼻薬の処方すら「東京拘置所では扱っていない」と拒否しています。手術願いは却下し、点鼻薬の処方もしない東京拘置所に対し、「医療放置を許さない」「大坂さんの健康を守れ」「東京拘置所は責任を果たせ」と、今回も全国から集まった475通の「鼻ポリープの手術を求める要望書」を携えて申し入れ行動に移りました。
 拘置所の正門では連絡を受けて待機していた庶務課長補佐の坂本氏がすぐに出てきました。小泉事務局長が申入書を読み上げ要望書を提出しました。すぐにでもその場から立ち去りたい庶務課長補佐は「上に報告し検討します」と役所的対応で申し入れ行動を終わらせようとしましたが、私たちも簡単に引き下がるわけにはいきません。ことは大坂さんの命にかかわる問題です。皆が口々に思いを訴えました。「この場では答えられない」「報告します」と繰り返す庶務課長補佐に、2カ月後に再度来ると小泉事務局長が宣言し、その時までに回答するよう強く求めて申し入れ行動を終えました。
 3年5カ月も勾留されている大坂さんの健康を守ることは拘置所の義務です。
 ステロイド点鼻薬を処方しろ! 医療放置の拷問をやめろ! この当たり前の要求を実現させるには、労働者・民衆のもっと大きな声が必要です。劣悪な獄中医療を私たちの力で変えようではありませんか。2カ月後、東京拘置所がびっくりするようなたくさんの要望書を集めて大坂さんの鼻の治療を実現しましょう。 (大坂正明さん救援会)




星野新聞第109号 掲載