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須賀武敏さんの
医療センター移監決定をかちとる

星野救援会の仲間と共に須賀武敏さんの医療センター移監を申し入れた(8月7日 横浜刑務所前)

 8月18日、横浜刑務所は須賀武敏さんに対して「東日本成人矯正医療センターへの移監決定」を通告しました。現在センターの回答待ちですが、ほぼ決まったといえます。
 須賀さんが手紙で「8月7日の申し入れが、最後の一押しになった。皆さんに感謝します」と書いています。友人・支援者など16人が、門前で1時間以上の力ある申し入れを行い、手応えは十分でした。
 この勝利の核心は、何より獄中での須賀さん自身の不屈の闘いにあります。治外法権的権力をほしいままにする刑務所当局を追い詰めて、ついに音を上げさせたといえます。獄内外一体の闘いが切り開いた地平です。
 須賀さんは、2018年2月に下獄しました。東京拘置所を経て、「腰椎変性すべり症」「労作性狭心症」などの疾病があるため医療センターに入所しました。そこで一定の治療を受けますが、6月には横浜刑務所に唐突に移監。以降、当局の医療放棄に対し、「医療センターへ戻せ」と要求しつつ、人間としての当たり前の医療を行えと、居房にイスと机を設置させたり、医療用コルセットの着用を実現させたり、重要な処遇改善をかちとってきました。こうした闘いの積み重ねが勝利を切り開きました。
 医療センター移監で問題が解決したわけではありません。むしろこれからが本番です。須賀さんの命と健康を守り抜きましょう。
(迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 内藤雄二)


星野新聞第107号 掲載