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友人として共に闘った
仲間として冥福を祈る
再審弁護団 和久田修
 

 星野文昭さんが旅立たれてから8ヶ月もたたないうちに、再審弁護団長だった鈴木達夫さんもまた旅立たれました。「残念」だとか「寂しい」だとか、とても言葉で表現することはできません。ただただご冥福を祈るしかないのが今の本当に正直な気持ちです。
 私と鈴木達夫さんは、司法研修所の同期生です。研修所でどのようにして彼と知り合ったのか、確かな記憶は今はありません。検察の取調修習拒否の活動の中で知り合ったと思うのですが、とにかく気付いた時は心からの友人になっていました。そして、弁護士になった1991年に、彼の誘いで星野再審弁護団結成に参画し、いつの間にか約30年もの月日が流れていました。

 思い返せば、第1次再審中に、北海道の最北端・稚内の近くまで事件当時の重要な関係者を追いかけて行ったり、別件の全逓(郵政労組)の4・28解雇撤回裁判で勝利して共に涙したり、いろいろな局面を彼と共にして生きてきました。
 弁護士になるかならないかの頃だったと思いますが、居酒屋で彼と飲んだことがあり、その時彼は明け方まで“革命”について語り続けました。思いは共通のものがあるとはいえ、いい加減な性格の私は正直閉口してしまった(酔っ払う暇すらなかったのです…)のですが、彼の確信に満ちた凛(りん)としたその姿勢には心から敬服したことを今でもはっきり覚えています。
 その彼の姿勢、生き方は、その時点から今の今まで、見事に1ミリもぶれることなく、星野さんの再審闘争を含めて一貫して先頭に立ち、「世直し」のために闘ってきたことは、今さら言うまでもありません。 友人として、共に闘ってきた仲間として、星野さんの第3次再審と国家賠償請求訴訟の勝利を固く君に誓います。
 最後の最後に、「たっつぁん、お疲れさま! そして、ありがとう! あちらで星野文昭さんとうまい酒を飲んで、存分に語り合ってください!」


星野新聞第93号 掲載