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星野さんの遺志継ぎ共に闘う
改憲阻止訴え銀座デモ
11月3日、日比谷公園野外音楽堂で開かれた全国労働者総決起集会/改憲阻止1万人行進に海外の代表も含めて3900人が集まり、銀座デモを行いました。
熱気あふれる集会の中で星野暁子さんが星野文昭さんの遺志を引き継いで闘う決意を表明し、私たちも共に闘いました。

     全国、全世界から集まった3900人が安倍政権打倒叫ぶ

 11月3日、呼びかけ団体を先頭にした参加団体の旗・のぼりの入場で日比谷野外音楽堂は熱気に満ちました。私たちも「世界の労働者民衆は一つだ」という星野文昭さんの言葉を胸に刻んで共に闘いました。
 今年の重要な課題は、全日建運輸連帯労組関西生コン支部に対する不当きわまる弾圧を労働者民衆全体の力で打ち破ることです。関西生コン支部は組合の存在そのものを圧殺しようとする弾圧との闘いの最中に、星野さん解放を求める要望書を集めて送ってくれました。その一枚一枚に労働者としての魂が込められていると感じました。
 動労千葉の関道利新委員長は、「労働組合がつぶされた時、改憲・戦争が現実のものになります。関西生コン支部への弾圧を打ち破ることが、私たちの最大の課題です。JRでも労組なき社会をつくろうとする攻撃と闘っています。関西生コン支部とJR、この二つの攻防に勝ち抜こう」と訴えました

 関西生コン支部を守ろう
 関西生コン支部執行委員の荒川勝彦さんは、怒りに満ちて国家権力の弾圧を語りました。「延べ87人が逮捕され、60人以上が起訴されています。いまだに3人が勾留中です。この弾圧との闘いは安倍政権との闘いです。どんな弾圧があっても、安倍政権の悪政と闘います」
 韓国、ドイツ、台湾から来日した仲間が次々に発言に立ち、在日・滞日の外国人労働者もアピールして、例年にも増して国際連帯を実感する集会となりました。青年たちによる律動は見事で、青年労働者や学生の発言と合わせて、改憲・戦争阻止の闘いの先頭に若者が立っていることを示しました。集会後の銀座デモでも、コールや太鼓など青年労働者や学生が全体をリードしました。

 星野精神を継承して闘う
 星野暁子さんは、文昭さんの遺影をかかげた共同代表と共に登壇して、共に闘う決意を表明しました。私たちは、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」を求めて闘った星野文昭さんの精神を継承して全国から集まりました。
 会場では星野カレンダーと暁子さんの詩集を販売して多く人と交流しました。
 デモには、星野のぼりと並んで新しい「大坂正明さんは無実だ」ののぼりを掲げ参加し、再審闘争と大坂裁判を一体で闘うことをアピールしました。星野暁子さんの隣に文昭さんの遺影を掲げて行進しました。
 安倍政権は9月の内閣改造で改憲に向かって突進するシフトを敷きました。新天皇の即位とパレード、さらには来年の東京オリンピックを徹底的に利用して改憲・戦争への道を開こうとしています。
 経済産業大臣菅原一秀と法務大臣河合克行が1週間のうちに相次いで辞任に追い込まれ、文部科学大臣の萩生田光一の「身の丈」発言など労働者民衆の怒りは大きくなるばかりです。そもそも萩生田は安倍晋三の側近中の側近で、加計学園事件の中心人物です。星野さん獄死という国家犯罪を追及する国家賠償請求訴訟と第3次再審闘争を実現し、星野精神を継承する闘いを押し進めよう。


星野新聞第89号 掲載