私たちは怒りで一杯です。4月2日に星野暁子さんが星野文昭さんと面会して、仮釈放が認められなかったことが分かったのです。 年度末が迫る3月25日に四国地方更生保護委員会が星野さんの仮釈放を許可しないと決め、4月1日に徳島刑務所が星野さんに伝えました。こんな不当なことは絶対に許せません。 一昨年2月に、私たちは「30年問題に全力で取り組み、絶対に星野文昭さんを取り戻す」という方針を決めました。それ以降の2年間、星野さん解放に向けてあらゆる闘いをやり抜いてきました。 年間100カ所近くで絵画展が開かれ、約2万人が来場しました。更生保護委員会に提出した要望書は累計1万8千人を超え、労働者、市民、学生、農民、学者、芸術家、宗教者、議員等々、あらゆる人たちが星野さん解放を訴えました。今年2月までに13回の申し入れを行い、家族や弁護団、共同代表等が心を込めて訴えてきました。 星野さんの生命と健康を守ろう 仮釈放審理にあたっては心身の状況を検討することが義務づけられています。星野さんは昨年夏の猛暑で体調を崩して以降、体重が回復しません。胃カメラや血液検査をしましたが、「異常なし」としか告げられません。最近では、主食であるご飯が硬くて芯があるとの訴えを受けて、調査と改善を求めています。星野さんの生命と健康を守るには、社会に戻して適正な医療を保障することが絶対に必要です。 これらに真剣に向き合えば、仮釈放許可しかなかったはずです。しかし更生保護委員会は受刑者の社会復帰という本来の職務を投げ捨て、国家権力の意思に従う道を選んだのです。 この攻撃は、いま沖縄にかけられているのと同じであり、改憲・戦争への道を開こうとするものです。安倍政権は、獄中44年に屈することなく、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現を呼びかける星野さんに恐怖して、仮釈放不許可をかけてきたのです。 激しい怒りが全国に広がっています。この怒りを燃えあがらせ、さらに運動を発展させましょう。その力でこんな攻撃は絶対に打ち破ることができます。 今後は、徳島刑務所長と更生保護委員会に仮釈放を要求していきます。さらに大坂正明さんの弁護団と団結して、再審闘争を発展させていきます。これらの闘いで、必ず星野さんを取り戻そう。 当面する最大の闘いは、ほらぐちともこさん当選に向けた杉並区議会議員選挙です。ほらぐちさん当選と星野さん解放を一体でかちとるために、杉並区内5カ所で絵画展を開いています。 どのように星野さんを取り戻すかを討議するために、緊急の討論集会を開きます。首都圏の仲間だけではなく、全国からも集まってください。 4月28日、「星野さん解放討論集会」に集まろう。 |
星野文昭さん・暁子さん、弁護人、共同代表から
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暴挙許さぬ!くじけず闘おう! 仮釈放不許可に全国から怒りの声
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