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11・1 韓国・テグの仲間が三里塚「星の木」を参拝

「星の木」の根元に埋葬された星野文昭さんに、ていねいな韓国式の拝礼を行ってくれたテグの仲間たち。
写真は拝礼するイドクチェさん(11月1日 成田市天神峰)

 韓国・テグからの3人の仲間を熱烈に迎えるために準備を進める中で、星野文昭の分骨をした三里塚・天神峰の「星の木」にはどうしても行ってもらいたいという話になった。11月1日、入管で足止めをくらったイドクチェさんと1時間半遅れでようやく合流した。一緒に待ったイジョンジェさん、クォンイルチョンさんと共にタクシーに分乗し、「星の木」へ。文昭の墓には10月27日の分骨の時に飾られた花が添えられたままだったが、新しい花に入れ替えた。
 はじめにイドクチェさんが韓国式の参拝を行ってくれた。墓に向かってひざまづき、地面に手をついてお辞儀をし、立ち上がってはまたお辞儀をする行為を3回繰り返してから、酒を手向ける。そして焼香。私はこんな韓国式の参拝をはじめて見たが、死者に対する敬愛をこめたこれらのやり方に、感動を覚えた。イジョンジェさん、クォンイルチョンさんがこれに続いた。私は真似てやりたくなったが、日本のやり方で参拝する人もいて、それもいいなと思った。
 三里塚の「星の木」にある文昭の墓は、ただの墓ではない。共に強制収用を阻むとりででもあるのだ。「星の木」は、文昭の分骨によって魂が入ったが、テグのみなさんの参拝によって、さらに「文昭の魂が眠る墓」になった気がする。テグのみなさんに「星の木」に行っていただいて、本当によかったと思っている。(星野暁子)

星野新聞第89号 掲載