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9月12日 徳島刑務所に対し申し入れ
胃カメラ・血液検査を実施せよ

 9月12日、星野文昭さんとの接見後、鈴木達夫弁護団長は星野さんの健康問題に関して、胃の内視鏡検査など、徹底的な検査を行うように徳島刑務所に申し入れました。
 鈴木弁護士は、東京連絡会の医師・吉川健明さんが作成した、星野さんのこれまでの病歴に踏まえた医学的考察に基づく「申入書」を、対応に出てきた庶務課長に渡しました。そして、「早急に胃カメラ等の精密検査と血液検査を実施すること、長期の拘禁生活と懲役労働に加え、今夏の異常な暑さにもかかわらずエアコンもないという悪条件で、食欲が極端におち、体重も減少しているのであるから、胃腸疾患向けの治療食を提供すること」等を強く申し入れました。
 星野文昭さんは8月22日、今まで経験したことのない症状を伴う体調不良に陥り、一日「入病(病舎に入ること)」を余儀なくされました。
 この日、カバン制作のためにミシンを使おうとしたら、急に体調が悪くなり、視界がぼやけてきて、チカチカし、血流が逆流するような感じになって、吐き気もして、これは「やばいな」という感じだったと暁子さんへの手紙に書いています。しかし、早めに食堂で横になれるように工場担当に言い、入病で休養が取れたことで症状はとりあえず治まりました。医師の見立ては胃ケイレンでした。
 星野さんは獄中44年、太陽に当たることもできず、夏の猛暑、冬の極寒を強いられ続け、年齢は72才です。その上、今年からカバン制作という刑務所の新しい事業の立ち上げを一人で任されたため、緊張と集中力が必要で、疲労は極度に蓄積していました。そこに今年の異常な猛暑です。星野さんは、6月から8月の3か月間で、体重は3キロ近く減り、暁子さんが「見た目が違う」という状況になりました。自覚症状が治まったとはいえ、吉川医師の「申入書」の通り、内視鏡などの徹底的な検査が必要です。
 徳島刑務所は、星野さんに必要な検査を直ちに行え! 獄中の星野さんの健康と権利を守り、更生保護委員会への闘いで絶対に取り戻そう!

   星野新聞第63号 掲載
                     

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