「星野文昭さんは無実です。ただちに釈放させましょう」
11月25日、星野さん即時解放を訴える高松市内パレードが行われました。星野暁子さんたちが持つ横断幕に「歩く絵画展」や星野のぼり、メッセージボードが続きます。6月3日に続く訴えに高松市民の関心は高く、手を振ったり、風船をもらって喜ぶ親子などが相次ぎました。
高松駅前で行われた街頭宣伝で『朝日新聞』に掲載されたばかりの意見広告を広げると、「知ってる」、「絵画展に行った」という声が次々にあがりました。
12時30分、レクザムホールで「沖縄闘争を闘い獄中44年 星野文昭さん絶対解放 全国集会in高松」が始まりました。
香川県の吉田康彦さんと全学連の洞口朋子さんが司会をつとめ、共同代表・戸村裕実さんの開会あいさつから始まりました。共同代表・平良修さんのビデオメッセージの後、星野文昭さんのメッセージを星野暁子さんが読み上げました。星野さんは「一日も早い星野解放と、労働者民衆の解放、搾取・戦争の無い人間が人間らしく生きられる社会の実現を絶対にかちとろう」と訴えました。
再審弁護団4人が星野さん解放と再審無罪を一体で実現する決意を明らかにし、南城市議の宮城康博さんが沖縄からの報告を行いました。
更生保護委へ要望書集中を
後半は、箏曲家(そうきょくか)・高野咲子さんによる「ソリダリティ」などの演奏から始まりました。闘う学生からの報告を、高原恭平全学連委員長と京都大学の学生が行いました。東住吉事件冤罪被害者の青木惠子さんは、自分がどのように無期懲役とされたかを語り、冤罪をなくすために闘うと訴えました。
11月14日の第11回申し入れに参加した、弁護士で元参議院副議長の角田義一さん、荒井眞理さん(佐渡市議、日本キリスト教団佐渡教会牧師)、神崎典子さん(新潟教会牧師)のビデオ報告があり、10回目に参加した元衆議院議員の小森龍邦さんと高知の小西文江さんが、星野さん解放のために運動の力を高めようと呼びかけました。
星野暁子さん、星野誉夫さんが家族の訴えを行い、共同代表・狩野満男さんが闘いの方針を提起して、集会を終えました。現在、星野さん解放をめぐる正念場が訪れています。更生保護委員会で星野さんの仮釈放審理が行われており、私たちは許可決定を出すように心をこめて訴えています。
次の申し入れは12月26日です。絵画展を始め全国で要望書を集めよう。獄中44年を打ち破り、星野さん解放を実現しよう。
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