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8.16星野再審会議全国総会報告


 100万人の署名で7・1情勢打ち破り星野文昭さん解放へ
全国総会で熱烈に決意
 8月16日、東京の港勤労福祉会館において、「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」の2014年全国総会を開きました。家族、19の救援会、再審弁護団、労組交流センター、全学連等41名が結集し、「ソリダリティ」の合唱から始まりました。
 星野暁子さんは、星野文昭さんのメッセージを全文読み上げた後、「この一年、徳島刑務所デモ、『愛と革命』の出版、各地の絵画展と集会、6・29集会の成功、そして星野闘争の歌の作成と大きく前進してきた。人間が人間らしく生きることを求めて新自由主義と対決する拠点として星野闘争はある」と語り、「70歳までに文昭を取り戻すために本気で闘う」と訴えました。
 基調報告は事務局が行い、「7・1閣議決定情勢を打ち破る根源的な回答は階級的労働運動と国際連帯にある。星野闘争は労働者階級の正面課題としてすわり、これを中心に大衆的発展がかちとられてきた。星野闘争は、国鉄決戦を基軸とする<国鉄闘争><改憲阻止・反原発闘争><選挙闘争>の3つを貫く、階級の魂の位置を占めている。私たちは3つの決戦の先頭で闘い、2010年代中期の激闘で星野さんを取り戻そう。そのために、今こそ、職場、学園、地域に突撃し、100万人の署名を集めよう」と提起しました。

「労働組合に入ろう」
 総会の後半は討議です。「星野さんを取り戻す闘いは資本との闘いと同じであり、戦争を止める闘いだ」、「星野さんは獄中40年、改憲と戦争を阻止する先頭で闘っている。労働者民衆のリーダーであり、希望になっている。ここに100万人の署名を集める展望がある」、「7・1情勢で労働者民衆の地熱が高まっている。労働組合に入り、ここで勝負しよう。教会も労働者の一つの拠り所であり、労働者へ入る道筋にしたい」、「今日の情勢で、労働者階級の力で星野さんを取り戻そうという方針を実現できると実感している。100万人の署名を集めるには、運動の質が変わる必要がある。星野の会として、本気で職場に入っていこう」という実践的決意に満ちた意見が続きました。
 「西郡8家族を防衛する決議」を採択し、参加者が寄せ書きした檄布を全国水平同盟西郡支部と、辺野古新基地建設阻止と一体に選挙戦を闘っている沖縄の宮城盛光さんに贈りました。狩野満男さん、平良修さん、戸村裕実さん、星野暁子さんの4人を共同代表に再選し、「団結ガンバロー」で閉会しました。
 今年の総会において、全証拠開示・再審開始を求める100万人の署名運動で7・1閣議決定情勢を打ち破り、星野文昭さんを取り戻そうと熱烈に決意しました。6・29全国集会で宣言された100万人署名運動が、いよいよ音を立てて動き出したのです。8・17大集会から11・2労働者総決起集会の勝利へ全力で闘い、星野さんを取り戻そう。

 星野文昭さんのメッセージ

 2014年全国総会へのメッセージ
           星野文昭(徳島刑務所在監)

7・1閣議決定は労働者人民の逆鱗に触れ総決起に転化する

 1%の資本家の手代の安倍は、労働者人民覆し、の怒りにおびえつつ、犠牲を集中し、7・1閣議決定によって「戦争をしない国」から「戦争をする国」に公然と転換し、極限的な無権利化、奴隷化、戦争を強い、社会を崩壊させる以外にない姿をあらわにしていますが、これは、労働者人民の支持を100%得られず、逆鱗に触れ、総決起に転化するものです。
 それは、生産を担い、社会を動かす労働者の団結の闘いで、新自由主義、戦争と対決し、安倍・日帝を倒す階級的労働運動・国際連帯の闘いの発展が背景となって、必ず、全国全人民の総決起に転化するものです。
 この闘いと一体に、安倍・日帝の新自由主義と戦争、その下の究極の弾圧と真向から闘い勝利している星野闘争もまた100万人署名を軸に、労働者人民が立ち上がり勝利していく闘いになっています。
 資本・権力は、新自由主義と世界の資本主義化による搾取に次ぐ搾取の末に手に余る過剰資本・過剰生産力を抱え、アベノミクス等の財政・金融政策の小手先ではニッチもサッチもいかず、倒されない限りさらに全世界で金儲けと、金儲けの場(市場、資源、勢力圏)の拡大を求め、強搾取・貧困と争闘戦の戦争化にひた走り、全労働者人民に何一つ希望を約束できず、そのことへの労働者人民の怒り、生きさせろの闘いは、真に根底的で大衆的なうねりとなっています。
 安倍を手代とする資本が、世界の資本主義と同じに、新自由主義の破綻、大恐慌の深化に追い詰められ、なお金儲けと、金儲けの場の拡大を求めて、国鉄から公務員・自治体労働者を中心的標的に民営化・外注化、非正規化をさらに強行し、無法に近いやり方で首切りによって職場を奪う、低賃金・長時間労働によって生活・生命を破壊する、法人税減税の一方で、増税、社会保障解体によって生きることさえままならなくしています。そしてあげくの果てには、秘密保護法によって真実を隠して、7・1閣議決定によって他国の戦争に公然と参戦する集団的自衛権の行使容認に踏み出して、戦争をしない国から「戦争をする国」に公然と転換して、無権利化・奴隷化して戦争を強いる、こんなことに怒らない労働者人民はいないのです。

 階級的労働運動、国際連帯の力で勝利を

 まして、財閥と軍部が結託した日帝はじめ帝国主義が世界で6000万、アジアで2000万、日本で原爆、大空襲で300万人を虐殺したことへの怒りは決して消えないし、その怒りが日帝に「戦争をしない国」を強制さえしてきたのです。その日帝が安倍によって再び「戦争をする国」を、日本とアジアと世界の労働者人民の怒りにおびえつつ宣言したのです。このことへの労働者人民の怒りはどこまでも深く、巨大です。安倍もろとも日帝を打倒する力を持つものです。この安倍・日帝の動きが世界の帝国主義・大国間の争闘戦の軍事化・戦争化そのものであることから、アジア・全世界の労働者人民の怒りは、一つであり、どこまでも深く巨大です。安倍・日帝もろとも世界の帝国主義・大国、資本主義とスターリン主義を打倒する力をもつものです。
 この怒りを体現する、国境、民族をこえた労働者人民の団結した決起、闘いが彼らを打倒し、労働者人民自身の手で、搾取の無い、戦争の無い、誰もが人間らしく生きられる社会を実現するのです。
 それを体現するのが動労千葉・動労水戸、民主労総、ILWUを先頭とする階級的労働運動、国際連帯の闘いです。
 動労千葉・動労水戸の国鉄闘争が、団結し立ち上がり、国鉄分割・民営化が無法の不当労働行為であることを暴き、新自由主義そのものの不当を暴き、さらに、原発・原発事故、改憲・戦争、沖縄・諸攻撃の不当を暴き、資本・権力を追い詰めているように、生産を担い、社会を動かしている労働者が団結し立ち上がれば、全人民の決起もかちとり、あらゆる攻撃を打ち砕くことができるし、支配権を奪い返し、すべてを奪い返して、職場も、地域も、社会も変えることができるのです。労働者人民の人間性、共同性、創造性を解き放つ労働者自己解放闘争を真に発展させ、誰もが人間らしく生きられる職場、地域、社会に変えることができるのです。
 この闘いが、労働者人民の根底的・大衆的な怒り・決起と結ぶことによって、真に勝利していくことができるのです。
 そして、星野闘争の勝利もこの闘いと一体です。

 100万人の署名で星野無期を打ち破ろう

 新自由主義は団結・闘いの圧殺・弾圧と一体であり、戦争は団結・闘いの圧殺・弾圧と一体です。そうした圧殺・弾圧の究極としてある星野無期・40年投獄を打ち砕き勝利することによって、すべての圧殺・弾圧を無力化し、私たちの人間解放の闘いに勝利できるのです。究極の分断・弾圧の星野無期に対し、暁子との愛と団結を中心にすべての労働者人民の団結によって覆し、労働者自己解放闘争・全人民の解放に勝利していく、そのことによって星野無期を覆し、勝利していく力を手にしているのです。そのことによって、スターリン主義の労働者自己解放闘争の否定・破壊によって日共が戦中弾圧に敗北した負の歴史も乗り越えて、団結し、労働者自己解放闘争、全人民解放の闘いをどこまでも発展させていけば、そのなかで私たちの人間性、共同性、創造性を解き放っていけば、どんな圧殺・弾圧も無力化し、勝利を手にしていくことができるのです。
 ネガ開示を無実への最高の武器に、100万人の署名で全証拠開示をかちとり、再審・解放を70歳までに実現するために、共に闘いましょう。
 団結を、労組、ソビエト、党を一体に、職場、地域、社会のど真ん中で発展させることで、世の中を真に変えるプロレタリア世界革命に勝利する階級的労働運動・国際連帯の闘いに、全世界の労働者人民の決起をかちとるために共に闘いましょう。



 住宅追い出し強制執行を許さず西郡8家族を防衛する決議

 7月31日、大阪府警公安三課・機動隊を先頭に八尾市住宅管理課、裁判所・執行官、総勢200名が行った西郡住宅8家族の供託者への住宅追い出し強制執行の「通告」は襲撃そのものであり絶対に許されません。8家族を先頭に全国水平同盟西郡支部、八尾北医療センター労組、関西合同労組大阪東部支部の仲間はこの暴挙を徹底的に弾劾し闘い抜きました。
 八尾市は合い鍵を持っていながら「ピッキング」までして家屋に侵入し、家財を物色し、張り紙を行った。これこそ「強盗」であり、国家暴力そのものではないか!連日、いやがらせ電話や書類を送りつけるやり方は彼らの不正義性を示してあまりある。
 こんなやり方で八尾北・西郡の闘いを押しつぶことは出来ない。「怒りではらわたが煮えくりかえる!」「こんなん人間のやることか!」「命ある限り闘う!」「生きて生き抜けば我々の勝ち」と怒りの炎は更に更に燃え広がっている。
「応能応益家賃制度」を新自由主義の団結破壊=非正規職化、更地化・廃村攻撃、労働者階級総体に対する攻撃として捉え、八尾北医療センターとその労組を拠点に17年間、絶対反対を貫いてきました。ありとあらゆる八尾北・西郡潰しの攻撃が破産し、追い詰められて、9月19日の大阪高裁控訴審判決と21日の全国闘争を前に「強制執行の通告」をせざるを得なかったのです。
 この攻撃は安部政権の戦後史を画する侵略戦争に向けた「7・1集団的自衛権閣議決定」と一体であり、今のうちに階級的な労働者人民の闘いを押しつぶさなければ支配階級が打ち倒されかねないという危機から来る絶望的なものです。国鉄闘争を基軸に非正規職撤廃を正面課題に掲げ闘う労働組合を作ろうという、全く新たな部落解放運動を推し進める全国水平同盟西郡支部の、八尾北医療センター労組、関西合同労組大阪東部支部との一体となった闘いは新自由主義を根底から覆す団結を拡大している。これに恐怖したのが今回の強制執行の「通告」の強行です。
星野解放闘争と西郡の闘いは一つです。星野文昭さんの40年に及ぶ不屈非妥協の闘いはすべての労働者人民に勇気と希望を与えています。八尾北・西郡を潰して全国水平同盟の闘いを解体しようと攻撃を打ち破る闘いは、星野無期攻撃を打ち破る闘いそのものです。新自由主義の、すべてを奪う攻撃に団結を広げて、すべてを奪い返そう。
 8月20日から強制執行が強行されようとしている。この只中で、八尾北医療センター労組は、絵画展と星野暁子さん招いての学習会・交流会を開催する。100万人署名運動の爆発的発展を勝ち取る闘いとして成功させ、西郡の8家族を守り抜こう。
 9月21日、全国から西郡に総結集しよう。激励(檄文など)と緊急カンパを送ろう。八尾市への抗議の電話・FAXを集中しよう。勝利の日まで共に闘う!
 右、決議する。                       2014年8月16日
                  星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 全国総会


全国水平同盟西郡支部 北中城村議選を闘う宮城盛光さんへ
全国総会の檄布を贈る


総 会 基 調 報 告

[1]7・1閣議決定情勢を打ち破る闘い
(1)7・1閣議決定は労働者民衆への戦争宣言だ
集団的自衛権容認の7・1閣議決定は、戦後日本のあり方を一変させました。クーデターにも等しいやり方で憲法解釈を変え、「戦争する国」への転換をはかる安倍政権を、絶対に許すことができません。
 8月14日、安倍政権は、辺野古新基地建設のためのブイ設置を強行しました。立ち入り禁止ゾーンを設定して海底ボーリング調査を行い、この中に入った者を日米安保刑事特別法で逮捕するというのです。むき出しの国家暴力による辺野古新基地建設を、全国の怒りで打ち破ろう。
 私たちは今、歴史の分岐点に立っています。1%の支配者のために他国の労働者民衆と殺し殺される戦争に動員されるのか、それとも闘う労働運動と国際連帯の力でこれを拒否し、安倍政権を打倒するのか、が問われています。
 安倍政権は「自衛のため」と称して、地球の裏側まで自衛隊を送り、戦争を強行しようとしています。「自衛のため」とは戦争を始める時の常套手段です。イスラエルのガザ侵攻も、「自衛戦争」とされています。
 「自存自衛」をかかげた日米開戦によって始まった太平洋戦争によって、アジアで2000万人が虐殺され、日本人も320万人が殺されました。そのあげくの、ヒロシマ・ナガサキです。「二度と戦争を許さない」という決意のもとに、戦後日本の労働者民衆は憲法改悪を許さず、戦争反対の闘いを展開して来ました。
今日の情勢は、「暗黒」でも「絶望」でもありません。危機に立ち、追い詰められているのは安倍政権の側です。安倍政権は、労働者民衆の怒りと闘いによって歴史を変革する扉を開いてしまったのです。まさにその先頭に立っているのが、星野文昭さんです。

(2)安倍政権打倒
 世界大恐慌の深まりの中で資本主義の最後の延命策としてあった新自由主義が破綻し、国際的な争闘戦が急速に戦争化しています。ウクライナ、シリア、イラク、パレスチナ等で戦争が火を噴き、東アジアでも戦争の危機が深まっています。日本を「戦争する国」に変えなければ、国際的な争闘戦からたたき落とされてしまうと、あがきにあがいているのが安倍政権です。
 「アベノミクス」なるものは完全に破産しています。1000兆円にものぼる国家財政の借金を解決するどころか、逆に「異次元緩和」と称して、野放図な量的緩和策と巨額の財政出動で危機を乗り切ろうとするやり方が成功するはずがありません。消費税増税によって、4〜6月期のGDPは、6・8%も急落しました。
 世界経済の底が抜けようとしています。アメリカの歴史的没落はさらに進行し、中国バブルが崩壊しています。EUも解体の危機に直面し、南欧の財政危機は何一つ解決していません。世界の支配階級は、争闘戦を激化させ、戦争に突進する以外ないのです。
 全世界でゼネストや大デモが闘われ、民族・国境を超えた国際連帯が進んでいます。日本においては、動労千葉を始めとする闘う労働組合の旗が首相官邸前を埋めつくし、多くの若者が決起を開始しています。

(3)「生きさせろ!」の闘い
 改憲・戦争への道は、同時に、総非正規職化・解雇自由化・社会丸ごと民営化という究極の新自由主義攻撃の道です。
 安倍政権は、労働者の生活と権利を徹底的に踏みにじり、結婚や出産はおろか、人間として生きていけないあり方を強制しています。その核心にあるのは、労働者の団結を破壊する攻撃です。体制内指導部を屈服させ、「死ぬまで働け」と強制するのです。新自由主義は、人間社会の再生産構造を破壊するところまで、破綻を深めています。
 次の国会には、戦争法案と並んで、1%の資本家のために、残業代ゼロ、首切り自由の法案が提出され、文字通り「工場法以前」の状態にしようとしています。「すき家」や「和民」で起きていることが、すべての労働者に強制するというのです。
 いっさいは1980年代の国鉄分割・民営化から始まりました。レーガン、サッチャーと並んで登場した中曽根政権が、「国労をつぶし、総評・社会党をつぶし、憲法を改正する」と、すさまじい攻撃をかけて来ました。しかし、動労千葉はこの攻撃をはね返して闘いの隊列を守りぬき、組織を拡大しています。この闘いを中軸にする階級的労働運動の発展こそ、改憲・戦争の攻撃を打ち破る根底的回答です。
 戦争する国にするために、安倍政権は、治安弾圧を強化しようとしています。
 「新たな捜査手法」として、盗聴拡大、匿名証言、司法取引等を導入しようとしています。次の国会に「共謀罪法案」や「テロリスト資産凍結法案」が提出されようとしています。これも、労働者民衆の一層の怒りをかきたてるものです。
 3・11で一切は変わりました。政府・国家権力の言うことなど、労働者民衆は信じなくなりました。ここ数年相次ぐ、再審・無罪事件は、警察・検察が何をやってきたかを暴き出しました。彼らは、「治安維持」のためなら、無実の人を平気で有罪にし、死刑まで強制するのです。
「生きさせろ!」の闘いを大爆発させ、安倍政権を打倒しよう。

[2]この1年間の闘い
(1)6・29全国集会
6月29日、上野公園野外ステージに670人が集まり、全証拠開示・再審無罪に向けた100万人の署名運動に総力決起することを決意しました。6・29集会で熱く確認した方針をもって、あらゆる職場、地域、学園に突撃し、100万人の署名を集めよう。
 そのための武器として、「ソリダリティ」、「とり戻そう星野」、「あの坂を登って」とい
う素晴らしい歌もできました。早くも、各地で開かれる集会で「ソリダリティ」が歌われています。今こそ、星野文昭さんを取り戻そう。

6・29全国集会に向かっての1年間、星野闘争はものすごい飛躍と前進をかちとって来ました。
 その第1は、労働者階級が星野さん解放を自己の正面課題にすえたことです。これは、本当に星野文昭さんを取り戻す闘いの始まりです。
 昨年9月8日、全国労働組合交流センターと星野再審連絡会議が一体で、徳島刑務所デモを闘い、獄壁を無力化する固い連帯を実現しました。
 2月9日には、全証拠開示・再審開始を求める渋谷大デモを闘いました。動労水戸定期大会を始め、労働組合や交流センターで「無実の星野さんを取り戻そう」という決議が次々にあげられています。
 第2は、『愛と革命』の発刊です。
星野文昭さんと暁子さんの愛と団結、揺るぎない信頼が、読者の胸を打ち、深い感動を生み出しています。同時に、国家権力によるでっち上げを暴き、星野さん解放への決起を呼びかけています。
 第3は、全人民的、全国的な運動の拡大が始まったことです。『愛と革命』と絵画展がその水路になっています。
 『愛と革命』を読んだ人が「何としても星野さんを取り戻したい」と絵画展を企画し、九州、いわて、秋田に新たな救援会が結成されました。山口県の岩国市や福岡県の久留米市で、初めての絵画展が開かれ、それぞれ大成功しています。絵画展とともに、暁子さんを招いての講演会も各地で開かれ、大成功を収めています。
 全証拠開示大運動の連続学習会も9回を重ね、素晴らしい陣形をつくり出しています。
 3月21日、袴田巌さんが再審開始決定をかちとり、48年間にもわたる死刑の恐怖を打ち破って釈放をかちとりました。星野さんの不屈・非転向の闘いが希望の星となり、冤罪と闘い、再審を求める人たちとの連帯も拡大しています。
 第4は、国際連帯の発展です。
 アメリカの闘う弁護士リン・スチュアートさん解放のために闘い、今年1月1日、全世界の闘いでついに釈放をかちとりました。昨年10月サンフランシスコで開かれたNNA(ノー・ニューク・アクション)で「フリーホシノ」決議があげられ、ドイツでも星野署名が集められています。
 6・29集会には、韓国民主労総ソウル本部のカンヨンジュン委員長、リン・スチュアート弁護士、スティーブ・ゼルツァーさんから連帯のメッセージが寄せられました。

(2)再審闘争
2012年3月の第2次再審請求棄却決定に対して、現在、異議審を闘っています。
 攻防の焦点は全証拠開示です。星野さん無実の証拠を開示させるために、この1年間、裁判所、検察庁と徹底的に闘って来ました。
 昨年9月30日、再審弁護団は「高精度写真ネガデータと11名の現場目撃者の供述調書の開示を求める意見書」を提出しました。12月25日、第3回の三者協議が開かれ、再審弁護団の強い要求の前に、裁判官は33点のネガデータ開示を「勧告」しました。
 しかし検察官は、あれこれと口実を設けて、半年も引き延ばしてデータの交付を行いませんでした。弁護団と運動の発展によってこれ以上どうにもならない所に追い詰められ、ついに7月11日、データを開示しました。このデータの鑑定をもって再審闘争は新しいステージに入ります。
 全証拠開示要求の一環として、2012年以来、ビデオ国賠裁判を闘って来ました。星野さん無実の証拠を「紛失」と称して隠滅した裁判所と警視庁公安部を絶対に許しません。
 これらの闘いを支えるために、昨年の全国総会において第3期再審カンパ230万円をお願いし、今年、達成することができました。全国の皆さまにお礼を申し上げます。

(3)星野文昭さんとの団結・連帯の闘い
星野文昭さんは、非人間的な環境の徳島刑務所で40年間、不屈・非転向で闘っています。冷房も暖房もない刑務所で毎日を過ごす星野さんの健康と権利を守ることは、星野闘争の決定的な課題です。
 星野暁子さんは毎月欠かすことなく面会を続けています。毎回の送迎を担う地元徳島の皆さまに感謝します。暁子さんと徳島救う会は、徳島刑務所に対して「エアコンや扇風機を入れろ」、「寝る前に濡れタオルで体を拭かせろ」、「上にある窓を開けろ」等という申し入れを続けています。
 2011年11月、星野さんの人間としての権利を守り、自由な友人面会を実現するために、面会・手紙国賠訴訟を開始しました。
 7月18日、東京地裁は、友人面会拒否・手紙墨塗りを容認する不当判決を出しました。しかし、暁子さんの面会不許可と2通の手紙墨塗りに関しては賠償支払いを命じました。再審請求弁護人には、立ち会い無し、規定の回数外で接見する権利があることを認めさせたのは大きな勝利です。

(4)安倍政権打倒の闘い
 2月の東京都知事選挙に立候補した鈴木達夫再審弁護団長は、既成野党や労組指導部が総屈服する中で、安倍政権打倒・戦争絶対反対を貫いて闘いました。街頭を労働者民衆の「解放区」と化して、自己の主張をいっさい割り引くことなく訴え、権力への挑戦を開始したのです。泉佐野市議選挙、杉並区議補選がこの地平で闘われました。
 5・31いわき闘争は、被曝労働拒否のストライキに立った動労水戸がすべての労働者住民に決起を呼びかけることによって、広範な闘いとして爆発しました。動労千葉は、外注先の仲間であるCTSの労働者をも守る5・2ストライキを打ち抜きました。
 3・11フクシマ、5月沖縄、8・6ヒロシマ、8・9ナガサキを全力で闘いました。
 6月8日、国鉄闘争全国運動集会が開かれ、国鉄闘争の新たな発展が宣言され、労働者民衆の怒りと闘いを総結集する大きな柱が立ちました。国鉄闘争を基軸に<国鉄闘争><改憲阻止・反原発闘争><選挙闘争>を闘い、安倍政権を打倒しよう。

[3]再審闘争
(1)ネガ・データの鑑定
確定判決が星野さんを有罪とする核心証拠は、闘争に参加した6人の学生が権力の密室ででっち上げられた「供述調書」です。確定判決は、これを根拠に星野さんが「機動隊員を殴打した」、「倒れた機動隊員に火炎びんを投げるよう指示した」と認定したのです。
 しかし、星野さんは無実です。機動隊員を殴打していないし、火炎びんを投げるように指示もしていません。
 今回入手したネガ・データの精密な鑑定によって、東京高裁が「不鮮明ながら損傷らしき痕跡が伺われる」とした再審請求棄却決定を完膚なきまでに打ち破ることができます。

(2)全証拠開示
 再審・無罪をかちとるカギは全証拠の開示です。
 星野さん無実の証拠は、いまだに検察官が隠し持っています。証拠は検察官の私物ではありません。腹の底からの怒りでこの現実を突き破り、検察官が隠し持つすべての証拠を開示させるために、再審弁護団と一体でさらに闘いましょう。

(3)ビデオ国賠
 再審闘争と一体で闘ってきたビデオ国賠訴訟は、5月27日、第17回裁判で結審しました。ビデオテープに関して、「星野には何の権利もない」という国と都のふざけた主張を打ち破り、9月9日の判決に勝利しよう。

(4)面会・手紙国賠
 7月31日、8人の原告は全員控訴しました。被告・国も、控訴を申し立てました。
 全面勝訴を求めて控訴審を闘いましょう。

[4]2014年の闘争方針
   −星野文昭さんを取り戻す100万人の署名を− 
(1)2010年代中期の激闘で星野文昭さんを取り戻そう
 改憲・戦争の攻撃に踏み切った安倍政権に対して、労働者民衆の怒りは激しく燃え上がっています。
 国鉄闘争を基軸とする、<国鉄闘争><改憲阻止・反原発闘争><選挙闘争>の3つの決戦を闘い抜いて階級的労働運動と国際連帯を押し進め、2010年代中期の激闘で安倍政権を打倒しよう。
 闘う労働組合をよみがえらせ、全国に拠点を建設しよう。労働者は、闘いを求め、組合を求めています。安倍政権打倒へ政治的・階級的力関係を変える闘いを、圧倒的に押し進めよう。この闘いこそ、星野さんを取り戻す展望を開きます。
 2010年代中期に激闘を切り開く、11月2日、全国労働者総決起集会の成功をかちとろう。その先頭に立って、今夏、今秋の闘いを闘おう。

(2)全証拠開示・星野さん解放100万人署名
 2010年代中期に何としても星野さんを取り戻すために、100万人署名運動に猛然と突入しよう。100万人の署名運動の力で、星野さんを取り戻す情勢を切り開くのです。それはまったく可能です。
 第1に、7・1閣議決定によって「戦争か革命か」の時代に入っており、戦争絶対反対の労働者民衆の巨大な決起が始まっています。
 星野さんは戦争反対を貫いて、40年間、非転向の闘いを続けています。この星野さんの生き方、星野さんの闘いは、必ず労働者民衆の結集軸になり、階級としての形成を促進します。7・1閣議決定がもたらした「新たな戦前」とも言える情勢の中で、星野文昭さんはますます光を放っています。
 星野さんは70年安保沖縄闘争を先頭で闘い、その報復としてかけられたでっち上げ無期弾圧をはね返し、40年間、不屈・非転向で闘っています。無期懲役の獄中から、「すべての人間が人間らしく生きられる社会」の実現を訴えています。このことが、7・1閣議決定情勢の根幹を射抜き、日本と世界の労働者民衆に魂が震えるような感動を生みだしています。<国鉄闘争><改憲阻止・反原発闘争><選挙闘争>の3つの階級決戦を貫く、階級の魂としての位置を、星野さんの闘いは占めています。
 第2に、星野さんの闘いは、国家によるでっち上げを暴く闘いです。
 戦争に向かって進むとき、労働者民衆の闘いを圧殺するために、国家権力はどんなでっち上げも平気で行います。彼らは人の命を何とも思っていません。1942年2月、戦争が始まってすぐに「戦時特別刑法」が制定されました。ここで採用された、「簡易、迅速、重罰」の裁判が今も続いているのです(宮本弘典先生の第2回学習会)。
 新自由主義が破綻し、「生きさせろ」の怒りが爆発する情勢の中で、ますますでっ上げが横行することは明白です。これに対して、広範な労働者民衆の怒りが燃え上がります。星野さんは、この怒りの先頭で闘っています。
 第3に、第2章で確認した、星野闘争が切り開いてきた地平の大きさです。
 2009年の全国総会で確立した「労働者階級の力で星野さんを取り戻そう」という方針が圧倒的に実現され、これを基軸として、大衆的救援運動が本格的に始まっています。
今や、星野文昭さんと星野闘争は、改憲・戦争と闘い、国家のでっち上げと闘う人々の期待を集め、希望の星となっています。
第4に、星野さんを絶対に取り戻す大飛躍をかちとるのです。
星野さんを取り戻す闘いは、国家権力を揺るがし、労働者民衆の総決起をつくり出していく闘いとしてあります。労働組合、労働者階級の総決起をかちとり、労働運動そのものを塗り替えていくような闘いをやり抜くのです。そのことを通して、星野闘争の全社会化、全人民化を実現して行きましょう。それを実現する闘いが、100万の署名を集める運動なのです。
全証拠開示・星野文昭さん解放を訴えて、全国の労働組合を始め、職場、学園、地域に突撃しよう。100万人の署名で、労働運動の勢力図を塗り替えるような闘いをやり抜こう。「松川闘争」を越えるような闘いを開始しよう。
 人権運動、救援運動を始め、あらゆる運動団体に訴えよう。
 全国で街宣に打って出よう。
 第1弾として、8月28日、東京地裁前で統一街宣を行います。

(3)東京高裁・高検と徹底的に闘い全証拠開示をかちとろう
7月11日、裁判所の「開示勧告」から7カ月、ついにネガ・データの交付をかちとりました。ネガデータを開示させたことは、決定的に大きな前進です。闘って、闘って、ついに検察官を、ごまかしを許さない状況に追い込んだのです。
 11人の民間目撃者の供述調書を何としても開示させ、これを突破口に、すべての証拠を法廷に引き出そう。全証拠開示こそが、再審開始・星野さん奪還の道を開きます。
 「足利事件」、「布川事件」、「東電女性社員事件」、そして「袴田事件」と、再審裁判の勝利はすべて証拠開示によって開かれました。
 全証拠開示は国家権力との激突です。闘いのみが勝利を開きます。裁判所、検察庁と徹底的に闘いぬき、徹底的に攻めぬこう。
 この夏から秋へ、闘って闘って、敵を追い詰め、星野さん奪還の展望を切り開こう。

(4)星野文昭さんと団結し獄中の権利と健康を守ろう
面会・手紙国賠訴訟の控訴審に総決起しよう。
 友人と会って会話することは、人間としての当たり前のコミュニケーションであり、まったく当然の人間的権利です。これを否定する7・18判決を打ち破り、星野さんとの自由な友人面会をかちとろう。
暁子さんが送った手紙への墨塗りも絶対に許すことができません。徳島刑務所と法務省に責任を取らせよう。
徳島刑務所は、星野さんを始めとする受刑者に対して、非人間的な獄中処遇を強制し続けています。寝る前に体を拭くための水に関してさえ「予算がない」と言い張る徳島刑務所を弾劾し、暑さ対策、寒さ対策を行わせ、星野さんの健康を守ろう。
 星野文昭さんに全国から連帯の手紙を送ろう。

(5)奥深山幸男さんの生きる権利を守ろう
星野さんと共に渋谷闘争に決起した奥深山幸男さんは、裁判からの解放を求めて免訴を申し立てています。
 免訴を実現し、奥深山さんの生きる権利を守ろう。
 奥深山さんに、「残暑見舞い」を送ろう。

(6)星野救援会を全国に拡大しよう
九州、いわて、秋田に続き、現在27の星野救援会を全国に拡大しよう。100万人の署名運動を押し進め、「松川闘争」を乗り越えるような運動をつくり出そう。
 星野暁子さんは、各地の絵画展や総会で講演し、星野闘争を全国に拡大する先頭に立っています。
 星野文昭さん、暁子さんの生き方と闘いをつづった『愛と革命』は大きな感動を生み、星野闘争の発展をつくり出してきました。『愛と革命』を、さらに、さらに、全国に広めよう。
 星野闘争の歌のCDも作成します。CDを全国で販売しよう。どの集会でも、自然に口ずさまれるような情況をつくり出そう。
 『愛と革命』、「ソリダリティ」を武器に、運動と組織を全国に広げよう。
全証拠開示大運動連続学習会は9回開かれ、素晴らしい実績を積み重ねて来ました。
6・29全国集会では金元重先生が、その成果を「本にして出版しよう」という提起をされました。この提起に応えて、出版する企画を検討しています。10月、木谷明先生の第10回学習会に向かって、さらに前進しよう。

(7)「8・17安倍打倒大集会」から11月労働者集会へ
 11・29星野全国集会の成功をかちとろう
 8・17集会は、闘う労働組合が中軸にすわって広範な怒りを結集し、「7・1閣議決定」情勢と真正面から対決するものです。
この集会には、城臺美彌子さんが参加されます。城臺さんは、8月9日、長崎における平和祈念式典において、「集団的自衛権の行使容認は日本国憲法を踏みにじる暴挙です」と、安倍首相を真っ向から弾劾しました。この決起に対して、全国から感動と連帯が寄せられています。
7月31日、八尾市は機動隊200人を動員して、西郡支部の住民に「8月19日までに住宅から退去せよ。退去しない時は強制執行する」という「催告」を強行しました。
 この暴挙に満身の怒りで抗議し、全国水平同盟と共に全力で闘いましょう。
 9月7日投票の北中城村議員選挙に、沖縄万人の会事務局の宮城盛光さんが立候補します。全国の支援を集中し、8回目の当選をかちとりましょう。
JR郡山工場の10・1外注化阻止のための闘いが、9月11日、郡山市内で行われます。全国から参加し、ともに闘いましょう。
 10月12日、三里塚全国集会に総結集し、市東孝雄さんの農地を守りぬこう。
 「第3滑走路」の建設を阻止しよう。
 これらいっさいの闘いの勝利の上に、11月2日、動労千葉、関西生コン支部、港合同の3労組が呼びかける全国労働者総決起集会の歴史的な成功をかちとろう。

 11月29日、四谷区民ホールにおいて星野全国集会を開催します。以上、すべての勝利の上に、星野文昭さん奪還に向けた飛躍的成功をかちとろう。

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